『数学史研究』目次

 以下は、通巻1号から232号(1959~2019)までの数学史研究の目次です。通巻233号以降は最新「数学史研究」表紙、としてHP上にあります。また、既刊の「数学史研究」の内容は一部がHP「和算の館」で読むことができます。

 以下は藤井康生会員によります。感謝の意を表します。

『数学史研究』総目録 自 通巻第1号 ~ 至 通巻第232号

■1959年■
1.《創刊号》「和算研究」(算友会)(1959年4月)
巻頭言                          小倉金之助
関孝和の翦管術について                  細井 淙
塵劫記のつもり算一つ二つ   大矢真一
埼玉県に於ける和算家諸派の概要   野口泰助
すぐ手に入る和算の解説書
2.《第2号》「和算研究」(算友会)(1959年7月)
増修日本数学史の頭注へ   山田孝雄
神父と数学   羽賀与七郎
地方における一和算家の生涯と思想   赤羽千鶴
和算における四方陣の個数   阿部楽方
珠算文化史-歌舞伎-(1)   鈴木久男
3.《第3号》「和算研究」(算友会)(1959年10月)
和田寧の変数術   加藤平左衛門
二儀略説の水晶天球儀など   今井湊
東洋における算盤の発達   戸谷清一
算術資料として見た村方覚え帳控   児玉明人
珠算文化史-歌舞伎-(2)   鈴木久男
塵劫記の第七“八算割之図”について(1)   佐々伊佐美
関孝和先生200年忌の新聞記事   神田茂

■1960年■
4.《第4号》「和算研究」(算友会)(1960年1月)
和田寧の創製楕円環解義について   加藤平左衛門
三代実録と算資料(国史に見られる算資料其一)   児玉明人
森島簡斉と簡斉社中算約について   高木重之
久留島義太の作った複偶方陣の加良法   阿部楽方
宮城県白石市における明治・大正の和算家   下平和夫
観斉叢書辧度数及由旬量(資料)   平山諦
最上流佐久間庸軒義塾塾生教育方針(同塾入門状より)   玉置正信
5.《第5号》「和算研究」(算友会)(1960年4月)
和田寧の「南較之解」及び「南較之畳表解」について   加藤平左エ門
國史に見られる算史料其二類聚符宣抄   児玉明人
史料紹介 小笠原貢藏の手控   藤井長雄
安藤有益について   星伊策
ある無名和算家に関する報告   須賀源藏
奉額理由の変遷主として寛政以前の算額について   萩野公剛
6.《第6号》「和算研究」(算友会)(1960年7月)
兀忽列的はユークリデスか   今井湊
国史に見られる算史料 其三 本朝世紀他   児玉明人
増修日本数学史について   平山諦
和算を何の為に研究するか   無有奇庵生
科学史学会の関東支部結成準備会における大矢先生の講演   下平和夫
明治11年以後の和算書   平山諦
刊本暦算書五十音分類   平山諦
7.《第7号》「和算研究」(算友会)(1960年10月)
証明の問題   三上義夫
明治前日本数学史補遺(1)・不朽算法の著者考   平山諦
榎並和澄の暦学正蒙・和漢編年合運図   神田茂
貞享暦改暦に就いて(1)   児玉明人
混帰法と指明算法   戸谷清一
我が国の洋算史の一資料   野口泰助
当用算法の一二の問題   加賀谷勇雄
和算史研究のために(1)   大矢真一
油分け算・林鶴一と山田孝雄   平山諦
和算暦学史ノート   神田茂

■1961年■
8.《第8号》「和算研究」(算友会)(1961年1月)
遊歴算家の事蹟   三上義夫
李約瑟の説を反撃す   平山諦
和田寧の楕円応周表略   加藤平左衛門
貞享暦改暦について   児玉明人
高木允胤と容術一百問答について   高木重之
和漢編年合運図について(2)   大矢真一
明治前日本数学史人名索引補訂   平山諦
9.《第9号》「和算研究」(算友会)(1961年4月)
垂糸   三上義夫
関流第八伝の授愛 平山諦
角術に三角法を応用した和算書「百分八線表略術解」について   加藤平左衛門
和算史研究のために(2)  仏数についての知識 大矢真一
明治前日本数学史 書名索引正誤   平山諦
和算暦学史ノート(6~27)   神田茂
関流第八伝の授受   平山諦
10.《第10号》「和算研究」(算友会)(1961年7月)
第10号を祝す   細井淙
曲尺算法   三上義夫
循環小数の節位数について   加藤平左衛門
貞享暦改暦について(3)   児玉明人
日葡辞書の資料   鈴木久男
近江(滋賀県)和算史年表   山口正
和算研究のために(3)ー中国崇拝の思想-   大矢真一
日本歴史大辞典について・天文四伝書   平山諦
細井淙氏を悼む   大矢真一
細井先生をしのぶ   下平和夫
11.《第11号》「和算研究」(算友会)(1961年10月)
数学史上より見たる日本人の独創能力   三上義夫
再び循環小数の節位数について   加藤平左衛門
貞享暦改暦について(3)(承前)   児玉明人
植田又兵衛とその門下   藤井長雄
林鶴一博士 和算研究集録   平山諦
暦算家の墓所について   神田茂
和算暦学史ノート(28~70)   神田茂
暦算史文献余話-平山諦先生への感謝-   安田辰男

■1962年■
12.《第12号》「和算研究」(算友会)(1962年1月)
刊本暦算書五十音分類   平山諦
明治前日本数学史第一巻正誤   平山諦
茨城県算額目録   萩野公剛
13.《第2巻第1号》(1962年4月)
日本数学史学会の発会へのメッセージ   小倉金之助
多重翦管   加藤平左エ門
綴術算経と不休綴術・円方四巻記の円截積   下平和夫
法道寺和十郎の「豁術鉤源前編手引草」について   須賀源蔵
数学史上より見たる日本人の独創能力(承前)   三上義夫
中学・高校の教材のために O・H
14.《第2巻第2号》(1962年7月)
日本数学史学会の結成に寄せ   山崎与右衛門
総会発表
1.塵劫記の「日に日に一倍のこと」   神田茂
2.和算書の校正について   野口泰助
3.算法闕疑抄と円法四巻記   下平和夫
4.数術記遺について   児玉明人
特別寄稿・松永良弼をめぐって   平山諦
日本数学史学会総会の記   須賀源蔵
15.《第2巻第3号》(1962年10月)
会長・故小倉金之助先生御略歴
会長・故小倉金之助先生主要著書論文
弔辞
会長小倉先生の御葬儀に参列して
小倉先生と科学的精神   赤羽千鶴
小倉先生を失って   大矢真一
明治時代におけるEuclid幾何学教育の歩み   佐藤昌一
内藤家文書について・その他   平山諦
改精算法の原稿について   下平和夫

■1963年■
16.《第2巻第4号》(1963年1月)
数学史を数学教育に利用することによってどんな効果が期待できるか 片野善一郎
和算もしくは珠算を教授した山梨県の私塾および寺子屋(1)   藤井長雄
そろばんの渡来したころの状態について   戸谷清一
明治時代におけるEuclid幾何学教育の歩み(2)   佐藤昌一
数術記遺について(2)   児玉明人
和算金石文の保存と発見について   須賀源蔵
中学・高校の教材のために(2)   O・H
第一回数学史講座の記
17.《第2巻第5号》(1963年4月)
関孝和の磁針偏角の測定   平山諦
具応算法の球の求積法について   下平和夫
社盟算譜の最終本   野口泰助
明治時代におけるEuclid幾何学教育の歩み(3)   佐藤昌一
和算もしくは珠算を教授した山梨県の私塾および寺子屋(2)   藤井長雄
測量祕言を読んで   平山諦
中国における数学教育のための数学史 S・O
関流和算家石川貫道遺書目録  佐川恒次郎
野沢定長の算九回について   下平和夫
18.《第2巻第6号》(1963年7月)
李儼先生の訃を悼む   山崎与右衛門
総会発表
1.「美濃算額と算式」について   高木重之
2.小槻流算術書・地方伝法書   児玉明人
3.精要算法の「用の用」   下平和夫
4.「神壁算法」とその増刻本について   萩野公剛
明治時代におけるEuclid幾何学教育の歩み(4)  佐藤昌一
野沢定長の「算九回」(承前)   下平和夫
諸国絵馬算好 M・S
19.《第2巻第7号》(1963年10月~12月)
マヌエル・モスコプロスの方陣   矢島祐利
日本における招差法研究の意義(1)   児玉明人
和算の尖円について   加藤平左衛門
諸国絵馬算好 M・S
群馬県算額   丸山清康
国書総目録について(1)   平山諦

■1964年■
20.《第2巻第8号》(1964年1月~3月)
“演式録”は関孝和の著書か   平山諦
格致算書と円方四巻記   下平和夫
蠡管算法所載の問題解法の変遷   田崎忠
和算の尖円について(2)   加藤平左エ門
Wallisの公式について   平山諦
21.《第2巻第9号》(1964年4月~6月)
法道寺の円内容八円術   平山諦
和蘭平天儀 今井湊
日本数学史の著書目録 萩野公剛
法道寺和十郎の著書について 下平和夫
中学・高校の教材のために(3) O・H
22.《第2巻第10号》(1964年7月~9月)
資料(復刻)
関孝和の業績と京坂算家並に支那の算法との関係及び比較 (一) 三上義夫
23.《第2巻第11号》(1964年10月~12月)
資料(復刻)
関孝和の業績と京坂算家並に支那の算法との関係及び比較 (二) 三上義夫

■1965年■
24.《第2巻第12号》(1965年1月~3月)
遺題について   下平和夫
日本における作図の変遷   野口泰助
毛利重能の割算書について   神田茂
教授資料としての日本数学史の設問   萩野公剛
萩原方陣   阿部楽方
国書総目録について   平山諦
数学史研究の資料としての古事類苑   岸川政道
梅園立介について 大矢真一
銭宝琮校點本算経十書  
25.《第3巻第1号》(1965年4月~6月)
数学教育特集
数学史と数学教育   大矢真一
和算と数学教育   下平和夫
数学教育における数学史の利用   片野善一郎
数学遊戯と数学教育   高木茂男
数学史に現れた数学遊戯   野口泰助
算数教育による珠算   鈴木久男
数学教育と郷土の数学   萩野公剛
文章題変遷史   須賀源蔵
日本数学史学会の歩み
26.《第3巻第2号》(1965年7月~9月)
数学基礎論の歴史-その一つの断面-   村田全
明治時代の幾何学教科書における三角形の合同の定理の配列について 大矢真一
安島直円の生年   平山諦
算法根源記の遺題についての一挿話   下平和夫
そろばんの図が画かれている最も古い文献「対相四言」について   戸谷清一
静修先生文集(元,劉因1248~1293)にある五言絶句「算盤」について  
華印椿・戸谷清一訳
高校数学教育における数学史の役割(1)   片野善一郎
中学高校の教材のために(4) O.H.
文献ニュース・和算ニュース   野口泰助
27.《第3巻第3号》(1965年10月~12月)
和算に於ける極限思想   細井淙
故・細井淙先生の略歴
細井淙先生の論文及び遺稿 萩野公剛

■1966年■
28.《第3巻第4号》(1966年1月~3月)
西洋における虫喰算の歴史   高木茂男
小倉「階級社会の算術」とプレハーノフ「階級社会の芸術」   吉田勝彦
水戸彰考館暦算書目録   平山諦
長野県山間の和算家 寺島数右衛門宗伴の系譜   中村信彌
非十進法の昔の計算盤 野口泰助
算数奇観について   高木茂男
中学・高校の教材のために(5) O.H
29.《第4巻第1号》(1966年4月~6月)
会田安明150年忌記念特集号
会田安明伝記の検討   三上義夫
会田算左衛門安明先生150年祭記念事業(予定)
30.《第4巻第2号》(1966年7月~9月)
関流と最上流の論争   下平和夫
算額復元   桑原秀夫
碓氷峠の数字の碑 S.Y.
覚え書き2題 O.H.
ギリシアの作図三大問題   下平和夫
31.《第4巻第3号》(1966年10月~12月)
「和算を中心とした日本の数学」展特集
第Ⅰ部和算の歴史
1.和算の初期   大矢真一
2.遺題継承   下平和夫
3.和算の系譜   下平和夫
4.そろばんの歴史   鈴木久男
第Ⅱ部和算の内容
1.方程式   下平和夫
2.円理   下平和夫
3.積分   下平和夫
4.極数術・算変法   下平和夫
5.累円術   須賀源蔵
6.角術・翦管術   須賀源蔵
7.西洋数学の影響 下平和夫

■1967年■
32.《第4巻第4号》(1967年1月~3月)
算額論   道脇義正
穂積与信翁伝   山本一郎
辞書の類の使い方について   大矢真一
和算暦学史ノート紹介   神田茂
数学教育と数学史(2)   片野善一郎
丸山清安氏をしのぶ   大矢真一
33.《第5巻第1号》(1967年4月~6月)
発散級数について   下平和夫
成島八幡神社の算額について   千喜良英二
丹治重治のヴィエタの公式の証明   平山諦
会田安明の子孫   神田茂
辞書の使い方について   柳原吉次
久留島義太の「大小詰物」について   須賀源蔵
碓氷峠の数字の碑について   桑原秀夫
数学教育と数学史(3)(4)   片野善一郎
各地方の算額集出版について   下平和夫
日本をきずいた科学(吉田光邦著),和算の研究補遺1(加藤平左衛門著),
算額研究史上(萩野公剛著),日本数学史上(加藤平左衛門著)
昭和41年度刊行文献目録 野口泰助
34.《第5巻第2号》(1967年7月~9月)
中国の数学-世界史的視野にたって-   武田楠雄
武田楠雄氏を悼む   大矢真一
35.《第5巻第3号》(1967年10月~12月)
最上流・関流論争の算額について   岩田至康
昭和30年代後半における算額の研究(1)  萩野公剛
須田順次郎翁を尋ねて   平山諦
長谷川濶のお墓   平山諦
社寺奉納算額集を顧みて   清水義雄
蠡管算法所載の問題解決の変遷   田崎中
数学史と数学教育(5)  片野善一郎
数学教育と数学者の伝記 片野善一郎

■1968年■
36.《第5巻第4号》(1968年1月~3月)
戦後のわが国の数学教育(その1)   船山良三
昭和30年代後半における算額の研究(2)   萩野公剛
佐久間文庫について(1)   平山諦・松岡元久
福島の和算   平山諦
測量特集
ヨーロッパを中心とした測量小史(17世紀まで)   片野善一郎
測量術発達史研究のための参考書   大矢真一
長久保赤水の生家と墓を訪ねる   大矢真一
伊能忠敬遺跡めぐり   大矢真一
萩生徂徠と磁石   大矢真一
伊能忠敬の日本国沿岸実測と福江市について   岸川政道
37.《第6巻第1号》(1968年4月~6月)
戦後のわが国の数学教育(その2)   船山良三
昭和30年代後半における算額の研究   萩野公剛
元和版の竜谷大学本「算用記」-日本で一番古い刊本和算書-神田茂
規矩分等集から拾った数学遊戯   野口泰助
和算暦学史ノート(251~500号)紹介 神田茂
日本数学史を研究する上の問題点(1)   下平和夫
昭和41年度刊行文献目録・和算ニュース   野口泰助
38.《第6巻第2号》(1968年7月~9月)
一般教養としての数学における数学史の意義   大矢真一
文化史としての数学史の意義
その1日本数学史から何を学ぶか(1)   萩野公剛
その2西洋数学史から何を学ぶか   下平和夫
数学史研究の現状と問題点   下平和夫
日本数学教育会における数学の啓蒙運動について(1)   片野善一郎
明治初年の数学教育について   須賀源蔵
高校数学の教材としての数学機器   鈴木久男 
数学教育の目的から見た数学遊戯
その1ヨーロッパを中心として   高木茂男
その2中国・日本を中心として   野口泰助
39.《第6巻第3号》(1968年10月~12月)
デカルトの「幾何学」に載せられなかった2つの超越曲線について   武隈良一
数学史の研究に関する私見   村田全
算額の偽作   平山諦
その後の清野信興   山本一郎
数学教育と数学史(6)   片野善一郎
日本数学史を研究する上の問題点(2)   下平和夫
和算研究の方法(『日本の数学書』をよんで) O.H.

■1969年■
40.《第6巻第4号》(1969年1月~3月)
円理の発展に寄与した半背巾の級数の成立について   加藤平左エ門
戦後のわが国の数学教育(その3)   船山良三
我国における不等式指導の歴史   鈴木久次
「数学史研究」総目録   高木茂男
41.《第7巻第1号》(1969年4月~6月)
和算の数学的研究(2)   岩田至康
日本数学史を研究する上の問題点(3)   下平和夫
我国における不等式指導の歴史(2)   鈴木久次
数学史と数学教育(7)   片野善一郎
42.《第7巻第2号》(1969年7月~9月)
佐野星宮神社算額について   松崎利雄
和算におけるFeuerbachの定理について   岩田至康
我国における不等式指導の歴史(3)   鈴木久次
思いついたこと(1)   大矢真一
43.《第7巻第3号》(1969年10月~12月)
数学史論の歴史的考察   吉田勝彦
百川治兵衛と百川忠兵衛   鈴木久男
我国における不等式指導の歴史(4)   鈴木久次
思いついたこと(2)   大矢真一

■1970年■
44.《第8巻第1号》(1970年1月~3月)
科学的知識の普及の過程について-アラビア数字とメートル法の普及を例として-  
片野善一郎
にせがねの問題   高木茂男
我国における不等式指導の歴史(5)   鈴木久次
武田真之、福田復および福田泉について   桑原秀夫
日本数学史を研究する上の問題点(4)   下平和夫
45.《第8巻第2号》 (1970年4月~6月)
安島直円の『簾術変換』について(1)   岩田至康
光と影と赤い帽子   高木茂男
ソロバンの価格考   鈴木久男
日本数学史を研究する上の問題点(5)   下平和夫
46.《第8巻第3号》(1970年7月~9月)
安島直円の『簾術変換』について(2)   岩田至康
『蠡管算法』所載の問題の解法の変換(2)   田崎中
和算家甲斐広永とその系譜   松崎利雄
ピタゴラス「万物は数である」の二つの定式について   吉田勝彦
『蠡管算法』と光又寅之介   松崎利雄
日本数学史を研究する上の問題点(6)   下平和夫
47.《通巻47号》(1970年10月~12月)
円理の発明に関する論証(1)-日本数学史上の難問題-   三上義夫
日本数学史を研究する上の問題点(7)   下平和夫

■1971年■
48.《通巻48号》(1971年1月~3月)
円理の発明に関する論証(2)   三上義夫
安島直円の『簾術変換』について(3)   岩田至康
万治3年版「算法闕疑抄」について   松崎利雄
和算暦学史ノート(501~600) 紹介神田茂
49.《通巻49号》(1971年4月~6月)
小倉金之助の数学教育論の形成-特に『数学教育の根本問題』についてー  岡部進
明治期における数学用語(算術編)の変遷について   衣山伸子
日本数学史を研究する上の問題点(8)   下平和夫
臨時増刊(1971年8月) 数学史研究の手引き
50.《通巻50号》(1971年7月~9月)
『数学史研究』に何を望むか   大矢真一
ギリシャ数学史の一断面-サボーの業績に関連してー   近藤洋逸
算額に表れた類題の研究(1)   道脇義正
小倉金之助の数学論-昭和初期の諸論文から-   岡部進
日本数学史を研究する上の問題点(9)   下平和夫
点と数(その一)   吉田勝彦
Margaret E. Baron “The Origins of the Infinitesimal Calculus   吉田勝彦
51.《通巻51号》(1971年10月~12月)
算額に表れた類題の研究(2)   道脇義正
小倉金之助の数学教育論の形成-昭和初期の諸論文から-   岡部進
日本数学史を研究するうえの問題点(10)   下平和夫
点と数(その2)   吉田勝彦
A. Szabo “The Greek dialectic and Euclid’s Axiomatics”(翻訳)ーサボー説に対するコメントー   吉田勝彦

■1972年■
52.《通巻52号》(1972年1月~3月)
弧矢術考原   今井湊
古そろばんの鑑定法   鈴木久男
兵庫県斑鳩寺の算額について 岸川政道
日本数学史を研究するうえの問題点(11)   下平和夫
点と数(その3)   吉田勝彦
53.《通巻53号》(1972年4月~6月)
和算趣味の一問題-直内容5円についてー   直井功
日本における「虫食い算」   高木茂男
初等教育における“数0の定着について”   鈴木久次
恵比須講   船原善之助
54.《通巻54号》(1972年7月~9月)
括要算法角術の方程式解法   平山諦
和算の閉形問題について(1)   岩田至康・内藤淳
東京数学会社雑誌の内容と分析   平岩洋子
日本における「虫食い算」補足と訂正   高木茂男
桑木文庫   杉元賢治
ライプニッツ「2進法の数体系1章」   吉田勝彦訳
「九九」について(其の一)   須賀源蔵
55.《通巻55号》(1972年10月~12月)
和算の閉形問題について(2)   岩田至康・内藤淳
公理主義の歴史とその応用について(1)   杉元賢治
教員免許台帳抄より 須賀源蔵
福島県和算資料展   長沢一松
ライプニッツ「極大と極小のための新方法」   吉田勝彦訳
「九九」について(其の二)   須賀源蔵
方陣の歴史   高木茂男

■1973年■
56.《通巻56号》(1973年1月~3月)
関孝和と天文暦学   広瀬秀雄
増補茨城県算額目録   松崎利雄
ディオパアントス「数論」第一巻   吉田勝彦訳
「九九」について(其の三)   須賀源蔵
57.《通巻57号》(1973年4月~6月)
関孝和の年忌の算額について            道脇義正・浜田敏男・大山誠
明治時代の幾何教育の一側面 三原喜久男
日本におけるチャイニーズリング   高木茂男
「九九」について(其の四)   須賀源蔵
58.《通巻58号》(1973年7月~9月)
和算紹介論文集(英文)
和算ノート   藤沢利喜太郎
円理関係論文(5点)   菊池大麓
59.《通巻59号》(1973年10月~12月)
算額に表れた類題の研究                 道脇義正・浜田敏男・大山誠
教員免許台帳抄より  須賀源蔵
伏題と行列式(英文)(解説下平和夫)   林鶴一
「九九」について(其の五)   須賀源蔵

■1974年■
60.《通巻60号》(1974年1月~3月)
算額に表れた類題の研究(3.承前)           道脇義正・浜田敏男・大山誠
九連環   吉田柳二
「九九」について(其の六)   須賀源蔵
61.《通巻61号》(1974年4月~6月)
簾術変換について                     道脇義正・鈴木福蔵
北川猛虎について   深川英俊
「算数奇観」と「小国民」   高木茂男
最近刊行文献目録   野口泰助
62.《通巻62号》(1974年7月~9月)
神田茂さんを悼む   大矢真一
上毛赤木山奉納算題について         道脇義正・浜田敏男・大山誠・田中充
幸田露伴の「方陣秘説」   高木茂男
教員免許台帳抄(その三)   須賀源蔵
63.《通巻63号》(1974年10月~12月)
大垣市赤坂明星輪寺算額第三問について         内藤淳・田中充・道脇義正
和算に現れたトレミーの定理              浜田敏男・大山誠・黒崎紀一
和算を生かす道 岩田至康
教員免許台帳抄(その四)   須賀源蔵
数学史新刊目録   野口泰助

■1975年■
64.《通巻64号》(1975年1月~3月)
「関流、最上流論争」の地方への影響について      浜田敏男・道脇義正・大山誠
神田茂先生と和算暦学史ノート   天野宏
和算暦学史ノート(抄)   神田茂
65.《通巻65号》 (1975年4月~6月)
愛知の算額   深川英俊
菊池大麓における理学と論理(1)   吉田勝彦
中世末期における二三の数学書について   矢島祐利
66.《通巻66号》(1975年7月~9月)
首をかしげた算額   平山諦
菊池大麓における理学と論理(2)   吉田勝彦
渡辺一と算法身之加減   長沢一松
山口和『道中日記』抄   松崎利雄
落穂集
1.「一話一言」に見える関孝和の記事
67.《通巻67号》(1975年10月~12月)
新潟県の和算概説   石田哲弥
数学史の新研究   三上義夫
算学関流宗統八伝中曾根宗先生顕彰記念講演会記録    田中充・田中薫
落穂集
1.つもり算   大矢真一
2.算勘の名人   大矢真一
3.無用の用   大矢真一

■1976年■
68.《通巻68号》(1976年1月~3月)
関孝和が楊輝算法を写した年   平山諦
算法身之加減の校閲について   遠藤正
群馬県和算史年表   大竹茂雄
須藤利一さんを悼む   大矢真一
故加藤平左エ門先生を偲ぶ   中山俊一
落穂集
1.九連環と連環   大矢真一
2.連環   大矢真一
3.九連環   大矢真一
4.壱・弐の文字   大矢真一
5.「世臣伝」について   漆間瑞雄
6.「算法一起」について   下平和夫
69.《通巻69号》(1976年4月~6月)
算額におけるMalfattiの問題   内藤淳
李儼論文「口遊」   李儼
落穂集
1.日下開算関新助孝和先生の肖像画について   桑原秀夫
2.元禄14年奉納の算額   桑原秀夫
3.武生商業高校の複製算額   桑原秀夫
70.《通巻70号》(1976年7月~9月)
群馬県における遊歴算家橋本守善について  
田中薫・小林竜彦・ 大竹茂雄・大山誠・田中充・浜田敏男・道脇義正
楊輝算法にある方陣   阿部楽方
日本数学史の形成とその特質   近藤基吉
落穂集
1.小判の純度・天秤ばかり・ソロバン   大矢真一
2.帯分数・仮分数   大矢真一
3.不可思議四方形   大矢真一
4.塵点劫   大矢真一
5.仙台藩養賢堂の算学   大矢真一
6.計算機器発達史拾遺   野口泰助
71.《通巻71号》(1977年10月~12月)
塵劫記と江戸文学 鈴木久男
滋賀の算額   吉田柳二
群馬県の和算家系譜   大竹茂雄
落穂集
1.関孝和の肖像について落穂集(69-1)補記   大矢真一
2.マザー・グースの数学の詩   大矢真一
3.明治初年八戸の図書館にあった数学書   大矢真一
4.東京都渋谷区に現存する算額   下平和夫
5.そろばんに関すること   鈴木久男

■1977年■
72.《通巻72号》(1977年1月~3月)
和算における弧環減錐(減弧錐)の問題について   岩田至康
阿部知翁の円環問題について   直井功
福井の算額   佐々木英治
岩手県算額一覧表   八巻寿亮
落穂集
1.正方形と円   大矢真一
73.《通巻73号》(1977年4月~6月)
結縄および記標文字   長浜章
鏡淵稔さんを悼む   大矢真一
落穂集
1.婦人と数学   大矢真一
2.数字を使った歌   大矢真一
3.測屋術免許一巻   野口泰助
4.幻の遺題本は存在していた   野口泰助
74.《通巻74号》(1977年7月~9月)
福島県と近畿地方との和算の交流について   長沢一松
吉田光由の塵劫記以外の著書   児玉明人
古代インドの数学について   大網功
落穂集
1.百五間   大矢真一
2.明治の改暦   大矢真一
3.漢数字の起原について   大橋由起夫
75.《通巻75号》 (1977年10月~12月)
中国の数学   籔内清
寛延2年の算書について   
小林竜彦・田中薫・飯塚正明・大竹茂雄・大山誠・浜田敏男・田中充・道脇義正
古銭によって古尺を起した場合の誤差について   一ノ宮一男
落穂集
1.「二千五百年史」の中の数学史   大矢真一
2.職人尽絵─そろばん図と算木の図   鈴木久男
3.ヨセフスの問題   高木茂男

■1978年■
76.《通巻76号》(1978年1月~3月)
関孝和の闕疑抄答術について   平山諦
四民と算数-士  鈴木久男
柳原吉次さんを悼む   大矢真一
落穂集
1.『塵劫記』の馬に乗る問題   大矢真一
2.『塵劫記』の「ときん」   大矢真一
3.番付の中の算数   鈴木久男
鏡淵文庫目録
77.《通巻77号》 (1978年4月~6月)
『算用記』の検地について   下平和夫
四民と算数-農- 鈴木久男
和算における積分(その1)   深川英俊
江戸初期の弧矢弦の公式について   下平和夫
明治期刊行塵劫記目録   名倉敏克
真法賢の2、3の資料   斎藤潔
落穂集
1.『言継卿記』の中に見える目付字   大矢真一
2.『四角問答』の巻頭について   下平和夫
3.卒塔婆小町について   下平和夫
4.籌算はネピアロッド以前か   野口泰助
5.フロロー(M.FROLOW)の二重8方陣などについて   阿部楽方
6.風俗画中のそろばん図   鈴木久男
7.そろばんの句   鈴木久男
78.《通巻78号》(1978年7月~9月)
算額にあらわれた楕円問題
大山誠・浜田敏男・飯塚正明・大竹茂雄・小林竜彦・田中薫・田中充・道脇義正
山本一郎氏を悼む   下平和夫
79.《通巻79号》(1978年10月~12月)
和算における積分(その2)   深川英俊
『塵劫記』と数学教育   大矢真一
そろばん資料二題   鈴木久男
中学校数学教科書に現れた日本数学史   浜田敏男
落穂集
1.歌学の褒美に大そろばん三つ   鈴木久男
2.九九の法論   鈴木久男
3.『方陣秘説』の源流   鈴木久男

■1979年■
80.《通巻80号》(1979年1月~3月)
数学史研究小史
1.和算史の著作について   下平和夫
2.和算書の復刻史   野口泰助
3.和算の解法の研究史   道脇義正
4.和算の数学的研究小史   松崎利雄
5.算額随想   桑原秀夫
6.珠算史研究史   鈴木久男
7.数学遊戯史研究小史   高木茂男
8.数学教育小史   松岡元久
9.わが国における中国数学史の研究   大矢真一
学会創立の頃                   大矢・下平・鈴木・萩野・高木
付日本数学史学会発足までの思い出   野口泰助
数学史講座の歩み
総目録(1号~80号)
81.《通巻81号》 (1979年4月~6月)
『竪亥録』に見える玉欠公式の一解釈   松崎利雄
“数学史年表”作成上の諸問題   萩野公剛
西洋数学史ノート   近藤基吉
『算法闕疑抄』について─主としてその円と球の算法   松崎利雄
落穂集
1.菊地大麓の平面国の話                   大矢真一・吉田勝彦
2.菊地大麓のロンドン府中学での学業成績   吉田勝彦
82.《通巻82号》 (1979年7月~9月)
高木貞治先生の『新式算術購義』(1904)をめぐりて   中村幸四郎
授時暦と大津神社暦算額   広瀬秀雄
83.《通巻83号》 (1979年10月~12月)
元・明時代の計算方式の推移-籌と算盤の交替に関してー   戸谷清一
大塩八幡宮の算額の研究   佐々木英治
『五方陣変数術』を主として   阿部楽方
落穂集
1.『梁塵秘抄』と塵点劫   大矢真一
2.外人の見たそろばん   鈴木久男

■1980年■
84.《通巻84号》(1980年1月~3月)
最古の三角関数表-Almagestの「弦の表」について-   三原喜久男
明治の算額分布   萩野公剛
和算における環球問題   深川英俊
落穂集
1.萩生徂徠と円周率   大矢真一
2.2倍   大矢真一
3.江戸時代の唐来算書   鈴木久男
85.《通巻85号》(1980年4月~6月)
格致算書の円截積とその一解釈   松崎利雄
『諸勘分物第2巻』について   金子勉
マルハッチ問題   平山諦
『雑集求笑算法』について   下平和夫
落穂集
1.桜蘭出土の九九表   清水達雄
2.鈴木久男氏「外人の見たそろばん」補遺   大矢真一
3.円角卵の法0.21について   下平和夫
86.《通巻86号》 (1980年7月~9月)
葛西一清   平山諦
万進法由来   篠田栄
塵劫記の正八角形の定数四一四二について   戸谷清一
寺村周太郎と近年日本の方陣の歩み   阿部楽方
岡本則録について   松岡元久
岡本則録の業績   下平和夫
落穂集
1.イスラム相続法の分数計算   清水達雄
87.《通巻87号》(1980年10月~12月)
江戸時代初期の数学書における円に関する定数について   戸谷清一
万進法由来   篠田栄
近藤基吉先生を悼む   吉田勝彦
落穂集
1.古辞書に見える算数用語   鈴木久男

■1981年■
88.《通巻88号》(1981年1月~3月)
台湾・アミ族の結縄   中野敏雄
和算における積分   深川英俊
連句とそろばん   鈴木久男
数楽と数芸   高木茂男
落穂集
1.鎌倉時代の計算達者 鈴木久男
89.《通巻89号》(1981年4月~6月)
薩摩暦について   小林竜彦
算法統宗の円に関する算法   下平和夫
山崎与右衛門先生を偲ぶ   鈴木久男
柳原吉次旧蔵書仮目録   松岡元久
落穂集
1.宇津保物語に孕婦問題はない   鈴木久男
2.算占のとおり   鈴木久男
3.占の算─鼠の草子   鈴木久男
90.《通巻90号》(1981年7月~9月)
算額にあらわれた穿去問題について   小林龍彦・田中薫
大島喜侍についての一資料   下平和夫
91.《通巻91号》(1981年10月~12月)
伝統社会における数学の形態   金容雲
久留島義太の偶方陣の作り方   阿部楽方
江戸時代末期の算書の値段   大竹茂雄
未開人の数観念   鈴木久男
落穂集
1.太陽暦の効用   大矢真一
2.『百二十詠』から『口遊』へ   清水達雄
3.漢学から洋学へ,伊沢修二の体験   清水達雄

■1982年■
92.《通巻92号》(1982年1月~3月)
九帰法成立の背景   戸谷清一
福島県の算額概観   長沢一松
黒須利庸による「袴腰問題」の解   内藤淳
格交換による対称方陣を主にした方陣の作法   阿部楽方
落穂集
1.徳川光圀の教訓   大矢真一
2.パズルの流伝   清水達雄
93.《通巻93号》(1982年4月~6月)
後漢四分暦の成立過程   大橋由紀夫
教科書の中で数学史はどのように扱われているか 片野善一郎
落穂集
1.露盤はそろばんではない   鈴木久男
94.《通巻94号》(1982年7月~9月)
関孝和と新井白石   小林龍彦・田中薫
黒須利庸による『袴腰問題』の解   内藤淳
教科書の中で数学史はどのように扱われているか(中学校)   片野善一郎
『塵劫記』の諸問題   平山諦
落穂集
1.平安朝物二種  清水達雄
2.ヨセフスの問題補記   清水達雄
3.入れ子算   平山諦
4.日本中の米   平山諦
95.《通巻95号》(1982年10月~12月)
和算における積分(その四)   深川英俊
広瀬秀雄氏を悼む   大矢真一
日本学士院にある『竪亥録』の写本   下平和夫
数学史の学習についての中学・高校生の反応   片野善一郎
関孝和より山路主住まで   平山諦
落穂集
1.貞享3年・京都北野天満宮に奉納の算額   松崎利雄
2.揚輝算法   平山諦

■1983年■
96.《通巻96号》(1983年1月~3月)
塵劫記と改算記の開平開立の比較   平山諦
97.《通巻97号》(1983年4月~6月)
古代律令制下の算・暦家の官位について   大竹茂雄
『中学算法』の穿去題について   小林龍彦・田中薫
球面上の円環問題   内藤淳
百鶏問題   平山諦
落穂集
1.フランクリンの方陣と円陣   大矢真一
2.十呂盤の地名   平山諦
3.算術・巷間うわさ話   須賀源蔵
4.チベット文字の九九   清水達雄
5.中国の小数単位列の一実例   清水達雄
98.《通巻98号》(1983年7月~9月)
日本数学史の方陣   平山諦
岩手県の算額について   安富有恒
東北地方の天文・暦学の概要と和算家の暦学研究について   飯塚正明
黒須利庸による『袴腰問題』の解   内藤淳
落穂集
1.珠算廃止の訓令(明治19年)   鈴木久男
99.《通巻99号》(1983年10月~12月)
崔錫鼎の九数路の方陣   平山諦
中国珠算史資料年表   戸谷清一
佐久間纉の和算教育並びに渡辺一の和算観について     千喜良英二・勝見英一郎
環側円の一公式と術文の比較   直井功・森田芳雄
元・明時代における計算学習法の確立   戸谷清一
沈括の折会術   清水達雄
落穂集
1.正17角形の方程式   平山諦

■1984年■
100.《通巻100号》(1984年1月~3月)
岐阜県下における算額   高木重之
数学史研究の夜明け
1.小倉・三上両先生と私   大矢真一
2.オランダ渡来の数学書   黒田孝郎
3.私の和算研究   児玉明人
4.林鶴一(1)   平山諦
総目録(1号~100号)
101.《通巻101号》 (1984年4月~6月)
山路主住   平山諦
『球面画等円術解』と正多面体   田中薫・小林龍彦
チベット暦書『ケーパ・ガチェー』(14世紀)における太陽、月、惑星の運行
大橋由紀夫
中国珠算史(1) 戸谷清一
102.《通巻102号》(1984年7月~9月)
和算における閉形問題について(3) 岩田至康
林鶴一(2) 平山諦
小倉金之助の生誕地を訪ねて-生誕100周年を前にして- 岡部進
中国珠算史(2) 戸谷清一
103.《通巻103号》(1984年10月~12月)
漢訳仏典における数詞(大数)について 峰島総一郎
数学の発展における無限の役割について 植木一郎
林鶴一と三上義夫 平山諦
中国珠算史(3) 戸谷清一
落穂集
1.宋の『謝察微算経』の算盤の用語について 戸谷清一
2.平安朝物さらに三種 清水達雄
3.関孝和と香木 平山諦

■1985年■
104.《通巻104号》(1985年1月~3月)
日下部太郎の生涯について 浜田敏男
高木貞治博士の著書と和算 大竹茂雄
ナーラヤナ・パンディタ(NarayanaPandita)の方陣 阿部楽方
中国珠算史(4) 戸谷清一
落穂集
1.和算書の合本 下平和夫
2.ねずみの行進 下平和夫
3.現存する『発微算法』 下平和夫
105.《通巻105号》(1985年4月~6月)
文殊堂の算額について                      道脇義正・金子忠雄
佐久間庸軒と県外算家との交友について 長沢一松
吉田勝彦氏を悼む 岡部進
和算家ノート(古川氏清、小野栄重、内田五観、大村一秀、萩原信芳、柳原吉次) 平山諦
中国珠算史(5) 戸谷清一
106.《通巻106号》(1985年7月~9月)
算額にあらわれた楕円問題 八巻寿亮
『和算図書目録』と『明治前日本科学史』 平山諦
落穂集
1.中国の土方の賃金 清水達雄
2.算盤卸商 鈴木久男
3.無題 鈴木久男
107.《通巻107号》(1985年10月~12月)
点竄術について 田崎中
寛永五年版『算用記』と寛永四年版『塵劫記』の比較 戸谷清一
林鶴一 平山諦
遠賀神社の算額について                 千喜良英二・勝見英一朗
差金と差金算法 狩野勝重
『精要算法』の一問題について        奥村博・道脇義正・斉藤三郎・小曽根淳
落穂集
1.転距軌跡 平山諦
2.安南書目 平山諦
3.塵劫記の開立 平山諦
4.李先生(1892~1963) 平山諦

■1986年■
108.《通巻108号》(1986年1月~3月)
久留島義太 平山諦
魅惑のランジニー(インド中世の遊び) 林隆夫
定規と分度器 野口泰助
「ますの法の事」の条からみた『塵劫記』の成立について 戸谷清一
南部藩の和算家・梅村重得 安富有恒
和算家の和算観 千喜良英二
落穂集
1.大垣八幡神社の算額 高木重之
2.デザルグの著書 平山諦
3.1メートル3尺3寸 平山諦
109.《通巻109号》(1986年4月~6月)
秦九韶の大衍総数術と関孝和の諸約術 沈康身
磯村吉徳の信念 平山諦
田中由真の8方陣 阿部楽方
林鶴一と三上義夫の円理の論戦 平山諦
和算における杉成算について(1) 岩田至康
落穂集
1.諸物軽重 平山諦
2.東福寺の算学啓蒙 平山諦
3.法道寺善も計算を誤る 平山諦
4.明治10年の保険令 清水達雄
110.《通巻110号》(1986年7月~9月)
袴腰問題に関するある結果 内藤淳
蕃書調所数学教授黒沢弥五郎について 小松醇郎
ニュートンの数学的モーメントについてー渡辺論文に対する見解- 高橋正美
和算家ノート 平山諦
現代中国における中国数学史研究 川原秀城
円と2直線に関する性質について 小曽根淳
落穂集
1.大算乗除 清水達雄
2.「魅惑のランジニー」への「付記」 林隆夫
111.《通巻111号》(1986年10月~12月)
寛永五年版『算用記』と古活字版および4巻26条本『塵劫記』の比較 戸谷清一
岐阜県下における算額(承前) 高木重之
『新刊算法起』の目録 平山諦
和算家ノート 平山諦
八海神社の算額とその意義 道脇義正
宮城の和算史 八巻寿亮
和算における杉成算について(2) 岩田至康
落穂集
1.トロイ攻めの軍勢の数 清水達雄

■1987年■
112.《通巻112号》(1987年1月~3月)
ナーラーヤナの方陣算 平山諦
律令期の数学教育 城地茂
数学史と数学教育 松岡元久
地方に普及した和算-山形県・福島県を中心にして- 千喜良英二
『数理神篇』の2つの幾何問題とその定理 小林龍彦・田中薫
落穂集
1.中根元圭の問題 平山諦
2.円周率の差金 平山諦
3.古奈良絵本の算木とそろばんの図 鈴木久男
113.《通巻113号》(1987年4月~6月)
『算法統宗』と『塵劫記』の比較研究-比較数学史の試み-(その1) 王青翔
宅間流妻野佳助の佐渡関係資料 金子勉
九州の和算 平山諦
落穂集
1.整数辺の三角形 平山諦
114.《通巻114号》(1987年7月~9月)
『算法統宗』と『塵劫記』の比較研究-比較数学史の試み-(その2) 王青翔
枡の法 平山諦
モスコプロスの方陣 林隆夫
帰国後の北見星月とその周辺 金子勉
久留島、松永の初対面 平山諦
落穂集
1.建部賢弘の一面 平山諦
2.虚の傍斜 平山諦
115.《通巻115号》(1987年10月~12月)
百川治兵衛に関する新資料-藤井与右衛門家算稿ー 金子勉
関孝和、李善蘭と自然数累乗の和に関する公式 沈康身
沈康身教授の論文を読む 平山諦
法道寺和十郎の著作について 王青翔
バビロニアの代数・中国の句股法 黒田孝郎
落穂集
1.竹内武信 平山諦
2.竹内度道・度径祖父と孫 平山諦

■1988年■
116.《通巻116号》(1988年1月~3月)
刊年不詳古活字横綴本『塵劫記』(吉沢本)について 戸谷清一
読心術-インド中世の数学遊戯 林隆夫
An exploration to LuiXin’s value of π from wangMang’s
measuring Bronze Vessel Bai Shangshu(白尚恕)
和算家村松茂清について 小野崎紀男
関流宗統と荒木村英 平山諦
古代の令の注釈書にみえる”綴術”について 小林龍彦
梅文鼎故里考察散記 劉鈍・川原秀城
朝鮮算書目録 平山諦
和算の研究について 道脇義正
法道寺の算変法の解釈とCaseyの定理について         鈴木福藏・道脇義正
落穂集
1.『算用記』と『割算書』 平山諦
2.経歴不明の和算家 平山諦
117.《通巻117号》(1988年4月~6月)
授時暦で用いられた沈括の逆正弦公式の精度 杉本敏夫
大衍索隠の方陣 林隆夫
中国湖北省江陵県張家山遺跡出土『算数書』について 城地茂
三上義夫著『日本数学史』 平山諦
算額の類題から 梅津正治
落穂集
1.享保図の片身か 平山諦
2.ピタゴラスの数 平山諦
和算書の調査 平山諦
桑原秀夫氏を偲ぶ 下平和夫
118.《通巻118号》(1988年7月~9月)
円截積 平山諦
箙問題-中世インドにおける竹束問題 林隆夫
ニュートンの数学的時間について 高橋正美
『群馬の算額』桑原賞受賞に際して 大竹茂雄
『算法天生法』巻十の問題の現代化 岩田至康
落穂集
1.静岡の算額 平山諦
2.翦管術について 平山諦
3.田原嘉明について 平山諦
119.《通巻119号》(1988年10月~12月)
西洋と東洋における記数とそろばん上の配列の相違に関して-明治期の洋算採用に際してそろばんの果たした功績- 戸谷清一
『塵劫記』の角台と円台 平山諦
加悦俊興の『算法円理括嚢』と法道寺和十郎について 王青翔
中国科学院自然科学史研究所建所三十周年(簡書) 于生
東洋諸国の「三角形の面積公式」についての探索 沈康身
日本数学教育史の中から 松原元一
落穂集
1.八乗冪演段 平山諦
2.室鳩巣の『兼山秘策』 平山諦
3.補遺 杉本敏夫

■1989年■
120.《通巻120号》 (1989年1月~3月)
『新刊算法起』の切籠の問題 平山諦
『九章算術』の弓形算式 清水達雄
『算法古今通覧』の1問題から円群および極線へ 小林龍彦
増約術 平山諦
奉納算額の数学的研究について                 道脇義正・法井八夫
落穂集
1.三上義夫と藤原松三郎 平山諦
121.《通巻121号》(1989年4月~6月)
わが国初期の測量術 平山諦
二つの仮説 平山諦
無限と矛盾-基礎論の歴史からー 植木一郎
『佐渡国略記』にみえる「天文者」 金子勉
漆間さんの追憶 長沢一松
落穂集
1.藩版の和算書 平山諦
122.《通巻122号》(1989年7月~9月)
-日本数学史学会創立30周年記念号-
挨拶 下平和夫
日本数学史学会30年の思い出 野口泰助
数学史講座の記録
創立30周年記念行事詳報
付録1会長式辞
付録2来賓祝辞
付録3記念講演「数学史と数学教育」日本数学教育学会松尾吉知
編集後記
総目録(1号~120号)
執筆者別索引(1号~120号)
123.《通巻123号》(1989年10月~12月)
新編諸算記について 戸谷清一
丸田正道について                     道脇義正・丸田信夫
三上義夫の欧文論文 平山諦
厳敦傑先生に沈痛な哀悼を捧げる 『自然科学史研究』編集部 大竹茂雄訳

■1990年■
124.《通巻124号》(1990年1月~3月)
石田玄圭の暦学と『暦算全書』 小林龍彦
中国の「圭表」の考察-清朝十尺の「圭表」についての仮説- 城地茂
ほっ、弗、拂について 平山諦
有向円と有向直線による和算の幾何学の解釈 奥村博
落穂集
1.漢数字と算木・算盤の置き方と 清水達雄
125.《通巻125号》(1990年4月~6月)
17世紀における「算勘」概念の変遷について-和算史研究の一側面として-(1) 西田知己
アル・ブーニーによる偶数次親子方陣の一般的作法 阿部楽方
会津藩の算学者安藤有益とその著『再考長慶宣明暦算法』について 長沢一松
東西”計算発祥地”探訪-躍動社会と計算術発展- 仲田紀夫
落穂集
1.『塵劫記』の円陣 平山諦
126.《通巻126号》(1990年7月~9月)
17世紀における「算勘」概念の変遷について-和算史研究の一側面として-(2) 西田知己
『算法闕疑抄』と『算法統宗』 戸谷清一
『諸勘分物第二巻』についての若干の考察 金子勉
会田安明から見た礒村吉徳-『改算記綱目評林』の吉徳評- 西田知己
127.《通巻127号》(1990年10月~12月)
中国における数学用語の一考察-数から数学へー 王青翔
二つの改暦について 平山諦
落穂集
1.永禄年間の数学者 戸谷清一

■1991年■
128.《通巻128号》(1991年1月~3月)
太閤検地初期の計算技術 中口久夫
日中の方程論再ー「揚輝算法」と「古今算法記」- 城地茂
竹貫登代多-生い立ちと青年期の活躍- 大竹茂雄
落穂集
1.知恵の輪について 高木茂男
2.『管子』の九九 清水達雄
129.《通巻129号》(1991年4月~6月)
享保12年伝来の『割円八線之表』をめぐって 小林龍彦
『角倉源流系図稿』における毛利重能・吉田光由の事跡記載に関しての疑問 戸谷清一
複素積分論萌芽期における複素数の有用性について-実から虚への移行に基づく恒久性の原理- 塚原久美子
落穂集
1.円周率3.2と3.16 平山諦
130.《通巻130号》(1991年7月~9月)
『算法瑚連』直菱問題の術の真偽について 中村信弥
書籍に見る数学遊戯 野口泰助
131.《通巻131号》(1991年10月~12月)
『割算書』の発行部数について 北邑一惠
ウアーラー・ハミヒラの4方陣とアル・ブーニーの4方陣の関係について 阿部楽方
『竪亥録仮名抄』について 後藤博紀
落穂集
1.『口遊』の方陣 林隆夫
2.松永一増淵の仮説 平山諦

■1992年■
132.《通巻132号》(1992年1月~3月)
戸板保佑の一代記 平山諦
英国王立協会図書館蔵『算法童蒙須知』について 城地茂
『算法極形指南』にある公式とその応用について(1)      岩田至康・直井功
落穂集
1.「猩々緋」の由来 上野尚享
133.《通巻133号》(1992年4月~6月)
大矢真一名誉会長追悼集
下平和夫
宇喜多義昌・松尾吉知・遠藤寛子・赤羽千鶴・天野宏・岩田至康・大竹茂雄・片野善一郎・加藤国雄・斎藤重千代 ・下平和夫・鈴木久男・高木茂男・富田徹男・戸谷清一・仲田紀夫・野口泰助・浜田敏男堀場芳一・本田益夫・前田金五郎・松原元一・松宮哲夫・道脇義正・吉田柳二
弔辞 下平和夫
大矢真一年譜 板倉聖宣
大矢真一業績分類一覧 板倉聖宣
134.《通巻134号》(1992年7月~9月)
日本の作図の歴史 野口泰助
コーシの複素積分論に関する一考察 塚原久美子
ブラフマグプタとバースカラにおける算術 大網功
落穂集
1.円の面積 平山諦
135.《通巻135号》(1992年10月~12月)
算額の問題となった『御製暦象考成』の暦術二問について 小林龍彦
『塵劫記』と『算法統宗』 戸谷清一
Late Babylonian Exercise Tablets BM53309 and BM53555 室井和男
『極形指南』にある公式とその応用(2) 岩田至康・直井功
落穂集
1.遺題継承第五系 平山諦

■1993年■
136.《通巻136号》(1993年1月~3月)
和算の未解決な組み合わせ問題について 奥村博・深川久
『弧矢弦叩底』の第1問について 田中充
賈逵の月行遅疾論 大橋由紀夫
落穂集
1.菖蒲谷池碑 平山諦
2.松永─増淵仮説の補正 清水達雄
137.《通巻137号》(1993年4月~6月)
プラフマグプタの諸公式の導出 田村三郎
近世数学史上の「工夫」 西田知己
落穂集
1.けしの粒 平山諦
138.《通巻138号》 (1993年7月~9月)
会田安明著『阿蘭陀算法』再論 小林龍彦
近世数学史上の「工夫」 西田知己
百川治兵衛について 金子勉
139.《通巻139号》 (1993年10月~12月)
『弧矢弦叩底』の綴術(峯)および(哉)について 田中充
授時暦の計算について 藤井康生
藤井家稿本の開平・開立と弗について 戸谷清一
落穂集
1.白石長忠の没年月日について 道脇義正

■1994年■
140.《通巻140号》(1994年1月~3月)
琉球における弧長計算について 嶺井政行
後漢におけるインド天文学伝来の可能性について 大橋由紀夫
伏見孫吉の算題について 金子勉
Reexamination of Susa Mathematical Text NO.8 室井和男
落穂集
1.古典ラテン詩中の分数計算 清水達雄
141.《通巻141号》(1994年4月~6月)
長谷川数学道場蔵版の3種の算書について 後藤博紀
『弧矢弦叩底』の逐次近似法について 田中充
符天暦の謎 中山茂
落穂集
1.座敷に囲炉裏を置く 下平和夫
2.測量家島田道桓と村井昌弘の生没年 松崎利雄
142.《通巻142号》(1994年7月~9月)
熊本藩学における数学教育の展開 佐藤環
四元術より見たる中国の宇宙生成論(上) 王青翔・毛東明
初期和算書に見る斜率と円周率の関係について(上) 小林龍彦
最近発見された岩手県の算額(上) 安富有恒
杜石然主編『中国古代科学家伝記』 大竹茂雄
「求積通考」におけるcycloid弧長について 小寺裕
143.《通巻143号》(1994年10月~12月)
初期和算書に見る斜率と円周率の関係について(下) 小林龍彦
四元術より見たる中国の宇宙生成論(下) 王青翔・毛東明
『日用算法歌』の甲算部分について(上) 田中充
『算暦雑考』における矢の長さの求め方について 横塚啓之
最近発見された岩手県の算額(下) 安富有恒
The Area of Semicircle in Babylonian Mathematics :New Interpretations
of MLC1354 and BM85210NO.8 室井和男
143.《通巻143号・別冊》(1994年10月~12月)
下平和夫先生追悼号
弔辞 佐藤健一
追悼文集
(相川源治/天野宏/上野尚亨/内田孝俊/王青翔/大綱功/大竹茂雄/金子勉/北邑一惠/佐藤健一/柴昌明/清水布夫/杉本敏夫/鈴木久男/高木茂男/田中昭太郎/田中延佳/田中充/瀧波脩/千喜良英二/直井功/中山政三/中山陽子/西田知己/野口泰助/花本真也/秀川和久/星野喬/道脇義正/山田悦郎/吉田柳二/米光丁)
下平和夫先生業績年表

■1995年■
144.《通巻144号》(1995年1月~3月)
『日用算法歌』の甲算部分について(下) 田中充
円周率3.16について 宮本良雄・田村三郎
コーシによる複素数の定義と四則計算についてー教師にとっての数学史- 塚原久美子
『准南子・天文訓』における宇宙の測量 大橋由紀夫
錐率2.96分の1について 田村三郎
落穂集
1.2つの所見 米光丁
145.《通巻145号》(1995年4月~6月)
吉田宗恂における日本数学の生成 下浦康邦
江戸初期和算書の開平・開立(帯縦、相応)のいくつか 内田孝俊
桑本才次郎の『学習記』について 藤井貞雄
落穂集
1.九九表の書き下しかた 清水達雄
146.《通巻146号》(1995年7月~9月)
吉田宗恂における日本数学の生成 下浦康邦
江戸初期和算書の開平・開立(帯縦、相応)のいくつか 内田孝俊
東京都秋川市の算額 佐藤健一
「直角三角形とその内心に係わる性質」の発見について 法井八夫
落穂集
1.名数書における九九 中山陽子
147.《通巻147号》(1995年10月~12月)
ヨーロッパ中世の数学とボエティウス 北村直昭
天元術の哲学的背景 王青翔
吉田宗恂における日本数学の生成 下浦康邦
『近世人名録集成』に登場する暦算家たち 小林龍彦
落穂集
1.『算数奇観』についての訂正 高木茂男

■1996年■
148.《通巻148号》(1996年1月~3月)
もう一つの「天元」術・大衍求一術 城地茂
『瑚追加勧戒之器図説』の問題点とその解明 中村信弥
和算の発達-「達人」観の変遷を中心に(1)- 西田知己
吉田宗恂「漏刻算」について 下浦康邦
149.《通巻149号》(1996年4月~6月)
招差法とニュートンの補間公式 内田孝俊
和算の発達-「達人」観の変遷を中心に(2)- 西田知己
江戸時代後期の籌算について 田中充
吉田宗恂校、吉田如見考「三尺求図数求路程求山高遠法」について 下浦康邦
150.《通巻150号》(1996年7月~9月)
150号を発行して 佐藤健一
中期ビザンツ時代における数学者レオンについて 松下昌弘
紀元暦(1106年)の中の逆関数          曲安京(大橋由紀夫翻訳・解説)
寛永20年版塵劫記の著作に関しての一つの疑問 戸谷清一
151.《通巻151号》 (1996年10月~12月)
朝鮮における『算学啓蒙』の受容 王青翔
数学史の教材化に関する提言~実践事例としての数学史の有用性と方策~ 塚原久美子
Malfattiの問題の和算家による拡張について 直井功・岩田至康
建部賢弘の著と考えられる『暦考雑集』 横塚啓之

■1997年■
152.《通巻152号》(1997年1月~3月)
「円中七円」問題の術文とその解義をめぐって 小林龍彦
『朶疊招差之新術』について 内田孝俊
明治期中等学校の数学教科書について算術編 根生誠
明治期中等学校の数学教科書について代数編 根生誠
明治期中等学校の数学教科書について幾何編 根生誠
落穂集
1.吉田光由は算木の計算を知っていたのだろうか 野口泰助
153.《通巻153号》(1997年4月~6月)
賈逵の天文定数観について 大橋由紀夫
一行の正接関数表(724AD)                曲安京(大橋由紀夫訳)
中国の三統暦、四分諸暦の起点(暦元、上元)について(1)-上元の算出法を初等整数論の応用問題として扱う- 新井正夫
『拾機算法』第五巻球缺載積問題の現代解について 米光丁
154.《通巻154号》 (1997年7月~9月)
『算鑑記』の著者「神原一學覺嘉」について           野口泰助・川瀬正臣
徳川吉宗と天文暦学 横塚啓之
『混沌式』について 内田孝俊
中国の三統暦、四分諸暦の起点(暦元、上元)について(2)-上元の算出法を初等整数論の応用問題として扱う- 新井正夫
落穂集
1.大谷恒蔵先生について N記
155.《通巻155号》(1997年10月~12月)
関孝和の多面体の求積法 小林龍彦
『暦考雑集』における太陽、月までの距離と大きさ 横塚啓之
『西洋智恵板図解』のルーツ 高木茂男
剣持章行『算法約術新論』の開版年について 大竹茂雄

■1998年■
156.《通巻156号》(1998年1月~3月)
建部賢弘によるロンバーグ算法の発明 徐沢林
寛永11年版小型塵劫記に関して 戸谷清一
戦前の文部省中等教員数学科講習会の変遷について 根生誠
日本・中国数学史上に現れた固有名詞の英訳について-三上義夫とニーダム流の比較-
王青翔
落穂集
1.『塵劫記・寛永八年版大型三巻本』の「開平法」の脱字について 大竹茂雄
157.《通巻157号》 (1998年4月~6月)
「無尽」の数理についてー『天元算法利伝記』の無尽の場合 田中充
古代からラーマーヌジャンまでの円周率の値       V.MISHRA,S.L.SINGH
加悦俊興と佐久間纉のかかわりについて               法井八夫・王青翔
158.《通巻158号》 (1998年7月~9月)
「規矩要明算法」の弧長の近似式から弧術への道 小林龍彦
世界最初のTan表の制作方法 城地茂
159.《通巻159号》 (1998年10月~12月)
『塵劫記』における壷の容積計算 林隆夫
皆川家本『規矩要明算法』と『算法諸率根源記』          野口泰助・川瀬正臣
ニュートンの補間公式から「招差法」(差分商)へ,そして「招差又術」 内田孝俊

■1999年■
160.《通巻160号》(1999年1月~3月)
数学の学習過程における数学史の活用の目的と方法に関する提言─具体的事例としての微分積分法の歴史を取り入れた教材モデルの提示─ 塚原久美子
資料
茨城県立図書館蔵『宣明暦算法声鈔』について 横塚啓之
落穂集
1. 『七巧図合壁』の刊年 高木茂男
2. 「天生法」の読みについて 大竹茂雄
161.《通巻161号》(1999年4月~6月)
創立40周年記念号
古代中世インド幾何学における内接四辺形と三角形      V.MISHRA,S.L.SINGH
『闕疑抄答術』にあらわれる開方式の根について 小林龍彦
日本数学史学会創立40周年記念特集
会長挨拶
日本数学史学会創立40周年記念行事報告
1. 40周年記念式典・祝賀会
2. 寄付者御芳名
3. お祝い金御芳名
数学史講座の記録
『数学史研究』総目次〈付〉筆者別索引
162.《通巻162号》 (1999年7月~9月)
『円理発起』について 内田孝俊
『代微積拾級』の日本への伝播と影響について 馮立升
講座
清少納言知恵の板とタングラム 高木茂男
落穂集
バビロニアの算盤について 室井和男
163.《通巻163号》(1999年10月~12月)
天元術のalgorithm生成過程についての考察 小寺裕
法道寺善の『観新考算変法』と九圓變換術矩合集について 米光丁
「無尽」の数理について(2)─群馬県史資料編14所載『頼母子講割付算重宝記』の場合─
田中充

■2000年■
164.《通巻164号》(2000年1月~3月)
中国古代における日月食の開始終了時刻の算法と外域の暦法との関係 曲安京,
訳:大橋由起夫
「無尽」の数理について(3)─『頼母子講割付算重宝記』追論 ─ 田中充
明治初期における東京数学会社の訳語会記事(1) 佐藤健一
地方正玄秘傳録について 疋田伸汎
165.《通巻165号》 (2000年4月~6月)
「無尽」の数理について(4)─『頼母子仕法帳』の場合,その他─ 田中充
『割算書』と『算用記』の「頼母子」 田中充
長野県の和算と算額 野村恵智雄
明治初期における東京数学会社の訳語会記事(2) 佐藤健一
166.《通巻166号》 (2000年7月~9月)
『分度餘術』の「周廻括田法」について 金子勉
『算法統宗』刊行年の誤記について 大竹茂雄
明治初期における東京数学会社の訳語会記事(3) 佐藤健一
167.《通巻167号》(2000年10月~12月)
佐久間纉の一十ニ形一術とPtolemyの定理の意外な接点 鈴木福藏
明治初期における東京数学会社の訳語会記事(4) 佐藤健一

■2001年■
168.《通巻168号》 (2001年1月~3月)
中村政栄の「未生ノ一」─『天元樵談追加真裸適等』─ 田中充
明治初期における東京数学会社の訳語会記事(5) 佐藤健一
追悼特別寄稿 高木氏を偲んで 野口泰助
追悼特別寄稿 下浦康邦さんを偲ぶ 田村三郎
169.《通巻169号》 (2001年4月~6月)
算博士の系譜                        山田悦郎・田村三郎
剣持章行『算法利息全書』の頼母子の一問題 田中充
剣持章行『算法利息全書』の補間法 田中充
明治初期における東京数学会社の訳語会記事(6) 佐藤健一
170.《通巻170号》(2001年7月~9月)
久氏遺稿問題の謎にせまる 鈴木福藏
奇零方朶と1/sin x の展開について 藤井康生
「増益ぢんこうき」に見るそろばんの技法について 大野栄一
和算または和算史の研究は数学または数学史の研究か―「論証科学と文献伝承」を読む―
田中充
171.《通巻171号》(2001年10月~12月)
『塵劫記』の書名について 林隆夫
『中村政栄の「未生之一」』の補遺 松浦省三・田中充
『算法利息全書』の「利割平均表」と「『算法新書』改題」 田中充

■2002年■
172.《通巻172号》 (2002年1月~3月)
関孝和遺著「括要算法:角術」について 深川英俊
173・4.《通巻173,174合併号(2002年4月~6月, 2002年7月~9月)》
『塵劫記』以前の継子立 林隆夫
『方圓寄巧』の解説 藤井康生
近年の数学史研究―学会と学術雑誌 三浦伸夫
平成15年度日本数学史学会総会・年会報告
175・6.《通巻175,176合併号(2002年10月~12月, 2003年1月~3月)》
「増益ぢんかうき」に見る江戸期の貨幣制度について 大野栄一
『研幾算法』術文の注 藤井康生
道脇義正氏を悼む 大竹茂雄
千木良英治氏の逝去を悼んで 板垣貞英

■2003年■
177.《通巻177号》 (2003年4月~6月)
谷松茂『拾機算法弧背解』と著者不明『古今通覧角術秘解』における角術公式の導出について 横塚啓之
塵劫記における芥子粒問題 深川英俊
178.《通巻178号》(2003年7月~9月)
物理学発展上の矛盾はどのような数学的無限で表されたか 植木一郎
和算家の用いた円周率の「理」と「わざ」―板倉聖宣・中村邦光両氏共著の 3 論文から―
田中充
平成16年度日本数学史学会総会・年会報告
179.《通巻179号》 (2003年10月~12月)
東西数学比較:無理数の認識と実数の分類 徐澤林
“方” と “广+兆” ―杉浦と中村・板倉の論文から― 田中充
「算法天生法指南」算題の不都合について 小寺 裕
中国数学史への第三のアプローチ 曲 安京(城地茂訳)
中国少数民族科学技術史国際会議に参加して 大橋由紀夫

■2004年■
180.《通巻180号》(2004年1月~3月)
和算の諸約術と Diophantus近似及びその中算の源流 徐澤林
「理系の壁」の遠因―高柳雄一氏の記事をうけて― 田中充
18世紀の朝鮮の渾天儀―裴相説の木製渾天儀について― 安大玉
補間法について―曲 安京氏の論考によせて― 大橋由紀夫
長野県和算研究会 小林博隆
181.《通巻181号》(2004年4月~6月)
『塵劫記』の大佛殿 林隆夫
中根元珪『七乗冪演式』元禄四年(1691)刊について 藤井康生
岩手県和算研究会 安富有恒
第5回東洋天文学史国際会議に参加して 大橋由紀夫
田中延佳先生を偲んで 山田悦郎
182.《通巻182号》(2004年7月~9月)
建部賢弘の著と考えられる『弧背載約集』について 横塚啓之
『ユークリッド原論』第一巻の現代的表現(1) 大野栄一
183.《通巻183号》(2004年10月~12月)
『弧背術解極秘伝』と『拾機算法弧背解』における弧矢弦の公式の導出方法 横塚啓之
『ユークリッド原論』第一巻の現代的表現(2) 大野栄一
山梨県郷土数学研究会 小林秀雄

■2005年■
184.《通巻184号》 (2005年1月~3月)
『弧背載約集』上巻の影印 横塚啓之
2005年度第44回日本数学史学会総会・年会報告
「塵劫記の書名について」の補遺―桑原賞記念講演から 林隆夫
和算,折り紙そして不動点定理 小曽根淳
概念:応=k/n(1≦k≦n)の出発点と完成―和田円理学建設の一側面 田中昭太郎
愛媛県松山市太山寺算額問題と算法助術 藤井康生
2005年夏に開催された数学・天文学史関係の国際会議について 大橋由紀夫
185.《通巻185号》 (2005年4月~6月)
特集:和算に学ぶ
   これから和算を研究する人に 長井宏之
   科学史(数学史)余談―刊本資料のあれこれ― 中村幸夫
   算額写真の撮り方の工夫 田中秀明
   「和算家列伝」を編纂しよう 大竹茂雄
   和算を学んで感じたこと 松本登志雄
   回想または感想として 田中充
   数学史を眺め直す 竹之内脩
   観新考算変と反転法 北原勲
日本暦法史への招待―宣明暦と貞享暦を中心として― 大橋由紀夫
『弧背載約集』中巻の影印 横塚啓之
新たに算額4面を確認(岩手県) 安富有恒
神奈川県和算研究会の活動 嵐敏夫
「建部賢弘の著と考えられる『弧背載約集』について」への補遺・修正 横塚啓之
186.《通巻186号》 (2005年7月~9月)
特集:和算に学ぶ(2)
   和算の研究をはじめる人に 佐藤健一
   和算を学ぶ 米光丁
   生徒と学ぶ日本の数学の歴史 渡邊雅道
松永良弼のヘロン三角形構成第二公式の謎 田中昭太郎
『弧背載約集』下巻の影印 横塚啓之
187.《通巻187号》(2005年10月~12月)
第12回数学史研究発表会報告1
   遠藤又蔵著 平面三角法教科書について 宮地俊彦
   F.Morleyの正三角形の位置について(梗概) 白坂繁
   出石藩に残る和算書 本上亮典
   薬師算―中学一年生「文字の式の利用」 吉本浩司
   作図教材としての算額 平田浩一
■2006年■
188.《通巻188号》(2006年1月~3月)
第12回数学史研究発表会報告2
   關,建部の初期の求弧背術 竹之内脩
   『拾機算法』第二容術第仁問について 藤井康生
   関孝和の方程式論より高校数学への展開 米光丁
   関孝和の方程式論より高校数学への展開―授業実践とその考察 平岡賢治・永田寿男
   練習問題集100題(その1)(和算の基本問題) 米光丁
189.《通巻189号》 (2006年4月~6月)
佐藤政養著『測量三角惑問』と蘭算 小林龍彦
括要算法「翦管術」の現代的解釈                廣瀬泰雄・川瀬正臣
『弧背術』(『弧率』)と『算暦雑考』の著者について 横塚啓之
『弧背載約集』の蔵書印による旧蔵書者の確定についての報告 額田昭子
「『弧背載約集』の蔵書印による旧蔵書者の確定についての報告」への補足 横塚啓之
190.《通巻190号》(2006年7月~9月)
和算研究者のための古典籍書誌学の基礎知識 米澤誠
2006年度第45回日本数学史学会総会・年会
今井湊氏の研究について 横塚啓之
開立法のある難点の解決 杉本敏夫
関孝和著『発微算法』の近似解                 廣瀬泰雄・川瀬正臣
第2回全国和算研究大会を終えて 安富有恒
191.《通巻191号》 (2006年10月~12月)
『円理規矩算法』矩形綴術の最初の2問について 田中充
『ユークリッド原論』第2巻の現代的表現 大野栄一
愛媛和算研究会活動報告 渡邊雅道

■2007年■
192.《通巻192号》(2007年1月~3月)
ヤーコブ・ベルヌーイ『望むような比での円弧の限りない分割,そのことから正弦などを導出する方法とともに』の数学的部分の訳注 横塚啓之
公式集「算法助術」の総願寺算額への応用             廣瀬泰雄・川瀬正臣
第12回数学史研究発表会報告3
   練習問題集100題(その2)(和算の基本問題) 米光丁
海外の数学史研究―トロント大学 三浦伸夫
大谷恒蔵先生を偲んで 野口泰助
193.《通巻193号》 (2007年4月~6月)
奉納算題と『当世改算記』の「累乗開方算顆術」 田中充
『ユークリッド原論』第3巻の現代的表現(その1) 大野栄一
2007年度第46回日本数学史学会総会・年会
第12回数学史研究発表会報告4
   練習問題集100題(その3)(和算の基本問題)
194.《通巻194号》(2007年7月~9月)
朝鮮末期の数学 川原秀城
循環小数のある難題の解法(上) 杉本敏夫
『ユークリッド原論』第3巻の現代的表現(その2) 大野栄一
『そして数は遥かな海へ……東アジアの数理科学史』 大橋由紀夫
195.《通巻195号》(2007年10月~12月)
『円理規矩算法』矩形綴術の第3問,第4問,第5問について 田中充
『ユークリッド原論』第3巻の現代的表現(その3) 大野栄一
李迪先生と中国科学技術史郭世栄               馮立昇(訳:森本光生)
第3回全国和算研究(松山)大会を終えて 渡辺雅道

■2008年■
196.《通巻196号》(2008年1月~3月)
循環小数のある難題の解法(下) 杉本敏夫
ナショナリズムと東アジア数学史編纂問題  徐澤林(訳:森本光生)
『ユークリッド原論』第3巻の現代的表現(その4) 大野栄一
群馬県和算研究会活動報告―第4回全国和算研究(群馬)大会に寄せて 中村幸夫
197.《通巻197号》(2008年4月~6月)
明治初期の日本におけるオイラーの数学 薩日娜
『算数書』-中国最古の数学書―  張替俊夫
『算数書』「飲漆」解 田村誠
『円理規矩算法』矩形綴術の第六問について 田中充
198.《通巻198号》(2008年7月~9月)
宣明暦の日食計算における陽暦と陰暦について 横塚啓之
『円理規矩算法』矩形綴術の第七條について 田中充
循環小数のある難題の解法(補) 杉本敏夫
2008年度(平成20年度)第47回日本数学史学会総会・年会
199.《通巻199号》(2008年10月~12月)
寺尾寿と和算―岩田好算の定理の拡張― 木下宙
『円理規矩算法』矩形綴術の第七條に付属する数表について 田中充
『円理規矩算法』矩形綴術の第八條,第九條について 田中充
山内庄五郎 算術物体細解 渡辺雅道

■2009年■
200.《通巻200号》(2009年1月~3月)
特集:関孝和三百年祭記念
内藤家に仕えた数学者たち  佐藤健一
関孝和三百年祭に明らかになったこと  真島秀行
関孝和の弧背術の公式と第二の弧背術の公式について  横塚啓之
『古今算法記』における翻狂について  森本光生
『円理規矩算法』矩形綴術の第十條について  田中充
円線一致術  北原勲
長崎和算研究会活動報告  米光丁
第5回 全国和算研究(長崎)大会要項(案)  米光丁
201.《通巻201号》(2009年4月~6月)
解説:算学啓蒙について                     森本光生
『円理規矩算法(坤)』規形綴術の最初の2條について       田中亮
「数学史研究」総目次(自)通巻第1号~(至)通巻第200号    小寺裕
202.《通巻202号》(2009年7月~9月)
ジョン・ロングと安島直円の対数研究の比較            横塚啓之
『円理規矩算法』規形算法の第三、四、五條と第七、九條について  田中亮
2009年度(平成21年度)日本数学史学会総会・年会報告
203.《通巻203号》(2009年10月~12月)
元嘉暦法による7世紀の日食計算とその検証            竹迫忍
『円理規矩算法』規形算法の第六、第八、第十條と第十一、第十二條について                                田中亮
浪華二十八橋智慧渡                       小寺裕

■2010年■
204.《通巻204号》(2010年1月~3月)
日本数学史学会創立50周年の記念特集号
日本数学史学会創立50周年記念式典・祝賀会(記念式典出席者名簿)
はじめに                            佐藤健一
50周年記念を喜ぶー2つの縁―                  田中昭太郎
テール・ランナーの回想                     田中充
数学教育において数学史を普及する活動              塚原久美子
日本数学史学会と私                       中村幸夫
日本数学史学会に入会して                    中山政三
日本数学史学会創立当時の思い出                 野口泰助
日本数学史学会との御縁                     牧野正博
日本数学史学会50周年によせて                 米光丁先生
日本数学史学会50年の歩み                   佐藤健一
関新助孝和の履歴についてーある甲府分限帳の記載について    真島秀行
関の立体直線図形の求積                    杉本敏夫
第6回全国和算研究大会 神奈川大会「和算の保存と伝承」
205.《通巻205号》(2010年4月~6月)
儀鳳暦法による日食卯計算と日食記録の検証            竹迫忍
伊予宇和島の和算家「徳久知弘」                 谷本賢治
数学史研究発表会報告
関孝和による衰垜理論の創設過程                 田中昭太郎
50周年記念講演記録
人間高木貞治                          本田欣哉
206.《通巻206号》(2010年7月~9月)
宇和島藩士徳久定之助の『十字環解』-和算の定積分をめぐってー  谷本賢治
建部賢弘の数学認識論―『大成算経』の「三要」を論ず― 徐澤林(日本語訳:森本光生)
2010年度(平成22年度)日本数学史学会総会・年会
207.《通巻207号》(2010年10月~12月)
東京大同学校と中国人留学生に対する数学教育           薩日娜
日本の伝統的幾何とその中国における伝統             徐澤林
現存する林子平先生考案とされる地面水平型            宮本俊光

■2011年■
208.《通巻208号》(2011年1月~3月)
大衍暦法による日食計算と進朔の検証               竹迫忍
明治期の算数教科書の数え主義に基づく内容構成法に関する一考察  宮本俊光
明治期からの算術教科書の直観主義に基づく解析          宮本俊光
第7回全国和算研究(富山)大会要綱
209.《通巻209号》(2011年4月~7月)
今年度から年3回発行となりました.
『弧背截約集』に記された建部賢弘の円周率の計算について      横塚啓之
算法天生法指南巻之四 第156・157問の拡張につて         藤井康生
「松永良弼著『算法全経(垜積)』について(その1)        藤井康生
2011年度(平成23年度)日本数学史学会総会・年会
210.《通巻210号》(2011年8月~11月)
明治・大正期からの考え方研究社の授業実践に関する歴史的考察 宮本俊光
松永良弼著『算法全経(垜積)』について(その2)          藤井康生

■2012年■
211.《通巻211号》(2011年12月~2012年3月)
江戸・明治期からの算術教科書と授業実践に関する歴史的考察 宮本俊光
吉田光由の墓の発見について                久下五十鈴
中算の数学機械化思想の和算における発展―解伏題の機械化特徴」
徐澤林著(日本語訳:森本光生訳)
松永良弼著『算法全経(垜積)』について(その3)          藤井康生
第8回全国和算研究大会(宮城県大会)案内
212.《通巻212号》(2012年4月~7月)
宣明暦法による日食計算とその検証                 竹迫忍
尋常小學算術における比の指導法に関する歴史的表象の定式化     宮本俊光
2012年度(平成24年度)日本数学史学会総会・年会
2013.《通巻213号》(2012年8月~11月)
杉成算について                          北原勲
明治期からの算術教科書の幾何指導の様相              宮本俊光
藤井康生「松永良弼著『算法全経』(垜積)について」(その4)    藤井康生

■2013年■
214.《通巻214号》(2012年12月~2013年3月)
木熊神社の算額 片長敦子・村上ちえ
第四期国定教科書尋常小学算術の第3学年の幾何教育の特徴 宮本俊光
日本数学史料(1)                        小野崎紀男 
第9回全国和算研究大会山梨大会要綱
215.《通巻215号》(2013年4月~7月)
『同文算指』における西洋算術「三数法」の取り扱い−Clavius 著 Epitome Aritheticae Practicae との比較研究— 曽我昇平
林鶴一と中学教師の和算史研究の教育的関係性 宮本俊光
『算法点竄指南録』の不都合な算題について 小寺裕
2012年度(平成24年度)日本数学史学会総会・年会
216.《通巻216号》(2013年8月~11月)
『同文算指』における西洋算術「複式仮定法」の取り扱い−Clavius 著 Epitome Aritheticae Practicae との比較研究— 曽我昇平
明末漢訳本『同文算指』序文の解釈 薩日娜

■2014年■
217.《通巻217号》(2013年12月~2014年3月)
『円理発起』の研究(1)                     横塚啓之
和算における極値問題の解法について          涌田和芳・外川一仁
第10回全国和算研究大会(東京大会)案内
218.《通巻218号》(2014年4月~7月)
『同文算指』に置ける西洋算術の分数の取り扱い,及び利瑪竇が授けた『実用算術概論』の版について                          曽我昇平
『円理発起』の研究(2)                     横塚啓之
2014年度(平成26年度第53回日本数学史学会総会・年会
219.《通巻219号》(214年8月~11月)
内蒙古師範大学科学技術史研究院と
中国における日本数学史研究
徐澤林著(森本光生:編集)
累約術について 藤井康生
第11回全国和算研究大会(長野大会)のご案内

■2015年■
220.《通巻220号》(2014年12月~2015年3月)
麟徳暦の定朔計算と暦日の問題 -『日本暦日原典』の問題点を含めて-(1)
横塚啓之
授時暦と関孝和・建部賢弘の招差法対貞享暦と渋川春海の招差法   藤井康生
適尽方級法の現代数学への応用 涌田和芳・外川一仁
221.《通巻221号》(2015年4月~7月)
麟徳暦の定朔計算と暦日の問題 -『日本暦日原典』の問題点を含めて-」(2)
横塚啓之
17世紀に日中へ渡来した三角関数表について            小曽根淳
総合的な学習の時間における教科数学科による教材開発―数学史を利用した探究的な学習による問題解決能力の育成―                   牧下英世
2015年度(平成27年度)第53回日本数学史学会総会・年会
222.《通巻222号》(215年8月~2014年11月)
ナチス・ドイツと数学〜「ドイツ数学」を中心に〜         寺山のりこ
愛媛県和算研究会活動報告                    浅山秀博
第12回全国和算研究大会(愛媛大会)案

■2016年■
223.《通巻223号》(2015年12月~2015年3月)
符天暦法の復元                          竹迫忍
日本数学史料(2)                       小野崎紀男
D. E. Smith 宛三上義夫書簡について            小林龍彦・森本光生
224.《通巻224号》(2016年4月~7月)
関孝和編『開法飜変之法』の写本について              長田直樹
精要算法下巻第60問                       藤井康生
2016年度(平成28年度)第55回日本数学史学会総会・年会
225.《通巻225号》(2016年8月~11月)
回回暦法による食計算法と星表について               竹迫忍
『事林廣記』における面積について                 佐藤健一

■2017年■
226.《通巻226号》(2013年12月~2014年11月)
『事林廣記』における体積について                 佐藤健一
野池嘉助の方円通致術                       北原勲
「会田算左衛門安明没後二百年祭と全国和算研究会大会のご案内」
会田安明没後二百年特集
会田安明:和算教育改変の旗手                  田中正太郎
会田と神谷との論争(1)—愛宕山算題−               藤井康生
日下誠の問題                           平山諦
227.《通巻227号》(2017年4月~7月)
エンケ彗星の発見に関してガウスが果たした役割について       植村栄治
和算の穿去問題より導かれる不定積分の公式        涌田和芳・外川一仁
和算ジャーナル創刊と第14回全国和算研究大会            中村幸夫
会田安明没後二百年特集
会田と神谷との論争(2)—改精算法・非改精算法− 藤井康生
2017年度(平成29年度)第54回日本数学史学会総会・年会
228.《通巻228号》(2017年8月~11月)
中国古代星図の年代推定の研究                   竹迫忍
算博士三善為康について                      長田直樹
会田安明没後二百年特集
阿蘭陀算法の最上徳内の四問                    平山諦

■2018年■
229.《通巻229号》(2017年12月~2017年3月)
回回暦星表の同定とそのEpoch(元期)について           竹迫忍
大学寮算科の教科書                        長田直樹
会田安明没後二百年特集
志鎌家に所蔵されていた最上流伝書について             小寺裕
230.《通巻230号》(2018年4月~7月)
ヘロン三角形の三辺の長さを与える公式について-和算家・菊池長良の公式で直接的に表現できないヘロン三角形-                有元康一・平野康之
玄光氏発見                            中井保行
和算の曲率問題について                      小曽根淳
会田安明没後二百年特集
会田安明の大貫通矩合                       小寺裕
2018年平成
231.《通巻231号》(2018年8月~11月)
渋川春海の星図の研究                       竹迫忍
精要算法巻之下第43・44問について                 藤井康生

■2019年■
232.《通巻232号》(2018年12月~2019年3月)
最小二乗法による中国古代星図の年代推定   竹迫忍
チベット数学・天文の話 大橋由紀夫
イスラーム数学とはなにか 三村太郎
仮名暦を読む 藤井康生
第15回全国和算研究大会=千葉県=のご案内