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日本数学史学会へようこそ!

 ここでは、日本数学史学会の活動や方針に関する情報をお知らせしています。日本数学史学会の前身は、1959年に作られた団体「算友会」です。「算友会」は『和算研究』を刊行していましたが、後の学会初代会長・小倉金之助等の助言により、和算史に限らず東西の数学史とその周辺領域の研究を包含した研究団体として、日本数学史学会が1962年に創設されました。

 学会は2019年に創立60周年を迎え、新たな覚悟の下にスタートを切りました。数学史の研究を更に深め、その成果を皆様と共に共有できるよう取り組む決意ですので、よろしくお願いいたします。

2020年度 通信総会が開催される!

 1月12日から1月25日にかけて、2020年度第59回日本数学史学会総会(通信)が開催されました。旧会則のもと身動きの取れない状況打開と実態に則しつつも将来の姿を展望した新会則への改正を提案しました。内容的には、4つの議案と2つの参考資料、4つの報告です。郵送資料と返送ハガキを用いた変則的な総会ではありましたが、会員多数の賛同を得て可決されました。また、たくさんのご意見ありがとうございました。今後の運営に生かしていく所存です。

 ここでは、可決された4つの決議と2019年度桑原賞受賞についてご紹介します。

 まず、第一の日本数学史学会会則と第二の日本数学史学会会長選挙細則です。こちらは、本トップページ左のバナーの下段にありますのでご覧ください。次に、第三の2020年日本学術会議会員任命拒否に反対する声明ですが、以下に掲げます。第四の会誌に関する特別委員会の設置と2019年度桑原賞受賞については、声明の下に掲げます。

日本学術会議第25期推薦会員任命拒否

関する緊急声明

日本数学史学会会長 小林龍彦

 

 今般、日本学術会議から会員候補として推薦された6名の研究者が菅義偉内閣によって任命が拒否された。その理由について内閣は「総合的・俯瞰的」といった抽象的な説明に終始し、「公務員の人事に係わること」の答弁をもって拒否理由を明らかにしようとはしない。

 報道機関が伝えるように、6名の研究内容や発言が政府の意に沿わないことをもって拒否したのであれば、憲法が保障する学問と思想信条の自由を著しく侵害するものであり、看過できない問題と言わなければならない。

 日本数学史学会は数学・数学史のみならず周辺の多様な領域を研究する研究者からなる学術団体である。会員の研究は会員間にあって時として解釈や見解が異なり、意見の衝突をみることはしばしばある。しかし、そうした意見や学問的衝突をもって会員は学会から排除されることはない。なぜなら自由な研究と見解を越えた議論こそが学問を健全に発展させると信じるからである。

 日本数学史学会は、菅義偉内閣に対して6名の任命拒否の撤回を求めるとともに、憲法が保障する学問と思想信条の自由を遵守することを強く要求するものである。

 

会誌に関する特別委員会の設置

(設置趣旨)  

 会誌「数学史研究」は、会員・編集委員会・研成社の尽力で、年3回の発行が堅持されています。更に、会員各位が投稿しやすく、充実した内容で、一般にも安価に入手でき、学会の認知度も高めるものにするための方策について検討します。

 

2019年度桑原賞受賞について

 2019年度桑原賞は、小川束・森本光生両氏による『Mathematics of Takebe Katahiro and History of Mathematics in East Asia』(Mathematical Society  of Japan)に決定されております。2021年度第60回総会において、受賞記念講演が予定されております。                

 

数学史事典が発刊される!

 2020年10月末に、日本数学史学会編「数学史事典」が丸善出版より出版されました。全世界の数学史を一望する「中項目主義」の事典です。項目は約280に及び興味深く読み通せる内容になっています。和算・西洋数学・古代数学・科学技術との関連など様々な分野の興味深い事項が取り上げられております。是非、ご利用ください(定価24,000円+税)。詳しい内容は、丸善出版まで。

 

11/29総会中止と通信総会開催のお知らせ

 コロナ感染終息が見通せず、安全な環境での総会開催ができない状況が続いております。現在の会則では、新会長の着任が年総会からとなっており、その総会が開催できません。また、総会議案を検討する運営委員会も開催できません。   

 即ち、コロナを抑えられるようにならない限り、新会長の着任はなく総会も開催できない状態です。そこで、10/1に会長、新会長と話し合い、まず11/29の年総会を中止し、新会長の着任は11/1からとしました。今回は緊急措置の形ですが、抜本的に会則を現状に合致するよう改訂し、体制を強化する必要があります。

 そうした理由から、会則改訂案や会計案など紙面で可能な範囲の議案を皆さまにお諮りする通信総会を開催いたします。新会長を中心に検討し、まとまりましたら資料を送付しますので、ご検討よろしくお願いいたします。これからの時期、コロナに加えインフルエンザ感染も心配されますので、皆様には充分ご自愛の上お過ごしください。

 

2020年度桑原賞受賞候補者の推薦について

 2020年9月1日(火)から9月30日(水)まで、今年度の桑原賞受賞候補者推薦の募集をいたします。桑原賞とは?、受賞者一覧、選考規定等については本HPからご覧いただけます。また、受賞候補者の推薦書式もHP上にありますので、そちらからご推薦ください。今年度から会員外の著作等も推薦対象となりますので、よろしくお願いいたします。

 なお、2019年度の桑原賞は、小川束・森本光生両氏による『Mathematics of Takebe Katahiro and History of Mathematics in East Asia』(Mathematical Society  of Japan)に決定しております。来る11月29日の2020年度総会にて表彰式と記念講演会を開催いたしますので、多数の皆様方のご参加をお願いいたします。

 

第16回全国和算研究大会長野佐久大会の中止

について

 2020年10月に予定されておりました第16回全国和算研究大会長野佐久大会は、コロナ感染防止のため中止とすることが、長野佐久大会事務局から発表されました。

 

2020年総会について

 2020年総会は6月7日(日)を予定しておりましたが、コロナ感染拡大のため次の様に延期いたします。

 2020年総会  11月29日(日)会場;同志社大学

   なお秋冬には感染第二波の到来も予想されておりますので、総会を中止せざるを得ない状況に追い込まれる可能性もあります。会員の皆様の移動や参加の安全性が担保できるかどうか見極めながら、開催の可否を検討します。詳細が決まり次第、HP上でお知らせしますのでよろしくお願いいたします。

 また、運営委員会につきましては、コロナの感染状況を見ながら開催機会を窺い、可能と思われる際に開催連絡いたします。

 会員の皆様におかれましては、御身を大切にされ感染を免れ、ご活躍頂きますよう祈念いたします。

 

『数学史研究』60周年記念誌

『数学史研究』(60周年記念誌)が発刊されました。

 内容は、会員投稿「数学史と私」、ここ10年間の『数学史研究』の目次、60周年記念式典の来賓祝辞・会長挨拶・記念講演概要・桑原賞記念講演要旨・日本数学史学会60年の歩み、故大橋由紀夫氏の「数学史研究」への投稿論文目録などです。

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