日本数学史学会へようこそ!

 ここでは、日本数学史学会の活動や方針に関する情報をお知らせしています。日本数学史学会の前身は、1959年に作られた団体「算友会」です。「算友会」は『和算研究』を刊行していましたが、後の学会初代会長・小倉金之助等の助言により、和算史に限らず東西の数学史とその周辺領域の研究を包含した研究団体として、日本数学史学会が1962年に創設されました。

 学会は2019年に創立60周年を迎え、新たな覚悟の下にスタートを切りました。数学史の研究を更に深め、その成果を皆様と共有できるよう取り組む決意ですので、よろしくお願いいたします。

 2022年から会誌『数学史研究』を学会の自主編集で発行し、年会費も8000円に値下げしました。現在、2027年の塵劫記発刊400年記念に向け、更なる研究の発展と普及活動に取り組んでおります。

 また、2024年から米国のデータベースへ会誌が収録され、研究活動の海外発信に一役買っています。多数の皆さまのご入会をお待ちしております。HPから簡単に手続きができますので、よろしくお願いいたします。

 

2025年 第31回 数学史研究発表会 は、

11月30日(日) 午後1時30分~3時30分 Zoom開催となります。

 2027年は塵劫記発刊400年の記念の年です。塵劫記を一つの柱に様々なテーマでの発表を募ります。日頃の研究の成果を是非発表し交流しましょう!
 また、一般の方の参加も大歓迎です。研究内容や学会の様子を知りたい方のご参加をお待ちしております。

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本学会会長選挙について

立候補届出期間は令和7年11月1日より令和7年11月21日までになります。

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日本数学協会『塵劫記』Zoom講義  無料招待

<テーマ> 【 塵劫記をめぐって 】

講義Ⅳ「『塵劫記』発刊の目的と対象②  〜高瀬川運河の建設と運営から」

 講義Ⅳでは、吉田光由が一族の角倉家で働く人々の国内インフラ整備について明らかにし、『塵劫記』で扱われた問題を考察します。

講師:曽我 昇平 氏(愛知学院大学文学部非常勤講師、四日市大学関孝和数学研究所所員)

日程: 10 月 5 日(日) 13:00 ~ 14:30  (5名参加)

塵劫記400年記念連続シンポジウム(全7回)のお誘い

 2027年は『塵劫記』刊行から400年になります。当学会ではこの節目の年に向けて、連続してシンポジウムを実施していきます。全7回を予定していますので、皆様の参加をお待ちいたしております。(会員、非会員とも無料です。)

   第3回シンポジウム 開催される!

1.日時  2025 年 10 月 12 日(日) 13:30~15:30  (52名参加)

2.講師と演題
 <基調講演>13:30~14:50
    講師:保津川遊船企業組合代表理事
       元京都大学東南アジア研究所研究員 豊田知八
    演題:「角倉了以の相互主義経営哲学について」
 <シンポジウム> 15:00~15:30
    テーマ:塵劫記・御朱印船・保津川
    コーディネーター:日本数学史学会副会長 張替俊夫
    パネリスト:保津川遊船企業組合代表理事 豊田知八
          嵐山大悲閣千光寺住職 大林道忠
          四日市大学関孝和研究所研究員 中井保行

 2025年度(第46回) 日本数学史学会桑原賞について

 桑原賞の推薦は、9月1日から9月30日です。詳細は学会HPに載る 桑原賞の規定 をご覧下さい。また推薦にあたっては同HP左側にある 推薦書フォーム を利用してください。

 盛会のうちに終了しました。ご参会いただきました皆様、ありがとうございました。
大会実行委員長 風間寛司

全国和算研究大会のニュース こしの都ネットワーク(ケーブルテレビ)
  https://youtu.be/qHkxFDIjJUY?si=tmg0agJh14_FJWJ_  

 ※ 第二次案内を掲載しました。下記URLをご覧ください。

 2025年 全国算額巡り 第1回 <岩手・福島編> 開催される!

 8月10日(日)に全国算額巡り 第1回 <岩手・福島編>が開催されました。(20名参加)  

   第2回シンポジウム開催される!

 2025 年 4 月 27 日(日)13:30から15:30まで、京都橘大学を会場にオンライン(Zoom)も併用し、第2回シンポジウムが開催されました。今回は約 60 名の参加がありました。

 <基調講演>13:30~14:50
    講師:四日市大学名誉教授 小川 束
    演題:「珠算書としての『塵劫記』を読む〜
        正し い読み方を探る」
 <シンポジウム> 15:00~15:30

    テーマ:現代史から観る『塵劫記』の面白さ
    コーディネーター:日本数学史学会副会長 張替俊夫
    パネリスト:四日市大学名誉教授 小川 束
          四日市大学関孝和研究所研究員 曽我 昇平
          四日市大学関孝和研究所研究員 中井 保行

 

 2025年2月数学史講座開催される!

 2月11日(祝火)13:30から16:00まで2025年2月数学史講座(Zoom、無料)が開催され、50名の参加がありました。前半は講演、後半はパネラーによる発表とブレイクアウトルームによる話し合いが行われました。多くの実践事例と熱心な話し合いで有意義な取り組みとなりました。

1 日時 : 2025 年 2 月 11 日(祝火) 午後 1 時 30 分 ~ 4 時 00 分

2 内容 : 講演とパネルディスカッション
    13:30~ 開会のあいさつ
 (1)  13:35~14:35 講演(質問時間を含む)
     講師 赤間 祐也 氏 (武蔵高等学校中学校)
     演題:「中学校における和算教材を活用した授業実践の報告」
 (2)  14:45~15:55 数学史普及委員会によるパネルディスカッション
     テーマ:数学史研究の成果を普及・啓発するには? -塵劫記の問題を例にして-
     趣旨説明 風間 寛司 委員長
     コーディネーター 有元 康一 委員
     パネラー 関口 哲男 委員,中井 保行 委員,石塚 学 委員
     コメンテーター 小曽根 淳 学会運営委員長
    15:55~ 閉会のあいさつ

 

11/24数学史研究発表会開催される!

 11月24日(日)13:30から15:50まで日本数学史学会2024年数学史研究発表会が開催され、22名の参加があった。Zoom開催であったが、講演者の熱のこもった報告に、質問や意見が活発に出され、塵劫記400年記念に向け機運の高まる取り組みとなった。

 まず、地元の神社社歴の伝承を元に,古代の科学と文化の視点からその社歴に新解釈を与える、探求的学習の一例が示された。更に、今回は『塵劫記』に関連した発表が三本あった。

 一つは割り算の天下一指南所を開いた毛利重能と吉田光由との関係について種々の資料を元にした考察が示された。二つ目は、『塵劫記』内の遺題が地方へどのように伝播し研究されたか『算法闕疑抄』(磯村吉徳著)の解に注目した発表があった。三つ目は、京北の山國神社で見つかった「異國渡海舩路積圖」内の世界地図成立の背景から塵劫記の時代を考察する、グローバルな視点での報告がなされた。

 なお研究会での講演の要旨は、後日会誌『数学史研究』に掲載されます。参加できなかった方はそちらをお待ちください。

13:30 開会の挨拶      小林龍彦会長    座長;張替俊夫副会長

(テーマ、発表者名)

“探求的な学習における科学のナラティブについて: ―事例「デジタル地図に発し,古代の〈位置付ける〉活動へ」―”        滋賀県和算研究会 中西 隆

吉田光由と毛利重能の接点を求めて    四日市大学・関孝和数学研究所 中井 保行

塵劫記遺題の地方和算家への伝播     群馬県和算研究会 中村 幸夫

『塵劫記』の背景 ― 山國神社所蔵「異國渡海舩路積圖」 

                    四日市大学・関孝和数学研究所   曽我 昇平

15:40 閉会の挨拶      張替俊夫副会長

(敬称略)

10/6(日) 塵劫記400年記念第1回シンポジウム開催される!

 2024年10月6日(日)13時30分から15時30分まで、京都橘大学をリアル会場にオンライン(Zoom)も併用し、基調講演とパネルディスカッション形式で塵劫記の作者とその数学的内容について掘り下げた内容で開催されました。参加者は全体で70名近い方が参加され、興味深い内容を楽しみました。

 <基調講演>

   13:30~14:10 中井 保行 氏 「吉田・角倉家、そして塵劫記」
   14:20~15:00 鳴海 風 氏 「和算小説家からみた塵劫記の魅力」

 <シンポジウム>   コーディネーター;張替 俊夫 副会長

   15:00~15:30  パネリスト;大林 道忠 氏(嵐山大悲閣千光寺 住職)、 
                      鳴海 風 氏、中井 保行 氏

 第2回シンポジウムは、2025年4月に開催される予定です。次回もまた違った視点から塵劫記を捉える興味深くワクワクする内容を届けられるよう計画しています。ご期待ください。

 

2024年度(第45回) 日本数学史学会桑原賞の推薦開始

 2024年度(第45回)日本数学史学会桑原賞の推薦が始まっています。締め切りは2024年9月末です。詳細は学会HPに載る桑原賞の規定をご覧下さい。また推薦にあたっては同HP左側にある推薦書フォーム特別賞)を利用してください。

 

 1日目は記念講演、研究発表、懇親会、2日目は市民講座、研究発表、算額見学会が実施されました。

 

  数学史講座、和算入門講座が開催されました!

数学史講座  講師:田中紀子氏(奈良学園大学 人間教育学部)
日時:7 月 28 日(日)午後 1:30~2:30 「岡七兵衛之只の数学について」

和算入門講座  講師:米光 丁氏 (ヨネミツ ヒノト、和算研究者)
第1回 8月 4 日(日) 午前 11:00~12:00 「和算書の読み方について(天元術・点竄術の解説)」
第2回 8月 10 日(土) 午前 11:00~12:00 「算額の読み方について」

 

  6月2日(日)に、第63回日本数学史学会総会(Zoom)が開催されました。

第Ⅰ部 総会議事(13:00~13:50)

   行事計画や予算・決算などの議案が論議されました。

  ※ 2027年は『塵劫記』発刊400年の年で、記念行事の開催が提案されました。

第Ⅱ部 桑原賞講演会(14:00~15:30)

   ハラルド・クマレ(Harald Kümmerle)氏による講演会が行われました。

    書名:Die Institutionalisierung der Mathematik als Wissenshaft im Japan der Meiji-und

       Taishō-Zeit(1868-1926), Acta Historica Leopoldina Nr. 77, 9 –20 (2022)

    翻訳書名:『明治・大正期の日本における科学としての数学の制度化』

 

 

  2024年2月11日、Zoom数学史講座が一般の方に無料公開して開催されました。

 今回も数学史講座と普及委員会が連携し、学校数学と和算をテーマに、お二人の高等学校の先生にご講演いただきました。参加者は、20代からシニアの方まで30名に及びました。幅広い階層の方の参加で、講演後の質疑応答も活発で有意義な数学史講座となりました。

 講師と講演>                                                                                                              

       小林 徹也 氏(茨城県立竜ヶ崎第一高等学校・附属中学校) 

「高校生による「教科横断型」を目指した和算探究の学びの検討」

 高校1年生が「因帰算歌」の現代語訳、数学的内容の表現、英語訳を行い、さらに文化等について調べ、ポスターにまとめるという「教科横断型」の授業について話されました。授業後のアンケートを、テキストマイニングツールのAIダイジェスト機能で分析し、考察した結果を報告されました。

    石塚 学 氏(栃木県立栃木高等学校)  

 「算額を活用した国際交流にみる数学観の変容」

 マレーシアと日本の高校生が英語でコミュニケーションしながら算額を解くということを、異文化体験や算額の動的考察という視点から、数学観の変容として話されました。当日のスライド、授業動画、ICT機器を用いた算額の構造および軌跡について説明されました。

 お二人の講演内容は後日『数学史研究』に掲載されますので、楽しみにお待ちください。

※ 数学史講座当日の午前中に運営委員会が開催され、桑原賞選考委員会から

 2023 年度(令和5年度)日本数学史学会桑原賞選考結果が報告されました。

 ハラルド・クマレ(Harald Kümmerle)氏が、桑原賞を受賞されました。

 

2023年数学史研究発表会開催される!

 

 2023年11月26日(日)午後1時から3時10分にかけて三浦伸夫 神戸大学名誉教授を座長に、21名の参加でZoom開催された。簡単に、内容を紹介する。

 算額題を文化面や数学面から考察し得られた新しい結果や知見の発表や最近中国で出土された秦の時代の算術簡のホットな内容についての考察、2027年に発刊400年を迎える塵劫記中の貿易に関わる商計算に関する文化・経済的な考察等、多種多様で内容豊かな発表に参加者一同、聞き入る研究会であった。詳しい内容は、会誌『数学史研究』を是非お読みください。入会は、当HPから簡単にできます。

 発表者と発表テーマは以下の表の通りである。

<研究発表者と発表テーマ>

中西隆  算額文化論から観る「江州日野神社」の諸影響  滋賀県和算研究会 

木下宙  異形同術問題:東x西=南X北             群馬県和算研究会

張替俊夫 北京大学蔵秦簡牘の算術簡について           大阪産業大学

曽我昇平 塵劫記「くろ船のかひ物の事」より ― 印子・白糸・投銀 

                  四日市大学・関孝和数学研究所

平田浩一 多円接触図形の3円の半径は任意に選べるか                  

                    松山大学、愛媛和算研究会

                                                                 (敬称略)

             

9/30~10/1全国和算研究大会長野県佐久大会開催!

 第19回全国和算研究大会が9/30(土)~10/1(日)に長野県佐久市でリアル開催されます。

 これは、全国の和算愛好家・研究者が日頃の調査・研究の成果を発表し、和算資料や算額の復元等の知見の交流や参加者の親睦を図ることを目的としています。

    会議場や宿泊場所も新幹線佐久平駅のすぐそばで、アクセスの良さが際立ちます。地元の生徒や市民向けのイベントも予定されており、大会スタッフが熱心に準備されております。

 秋が近づく高原で、和算を語れる時間を共有しませんか! 誰でも参加可能です。

2023年度第1回数学史講座開催される!

 今年度第1回数学史講座が、小川束 氏 (四日市大学関孝和数学研究所副所長)を講師に、7月30日(日) 午後1時30分から3時頃まで25名の参加で開催されました。

 まず、1974年刊行の『関孝和全集』の不十分な個所に端を発し、2005年から約20年の編集会議を経て、この10月に新『関孝和全集』が岩波書店から刊行される運びとなった経緯をお話しされました。

 特に、関孝和の著作として採録する写本の基準を明確にし、選定作業を行ったこと。そこから旧『関孝和全集』の採録したもので外れたものがあること、等説明されました。

 そして、関孝和の数学として「一般論を志向した漢字文化圏最初の数学」と特徴づけられました。関の著作は方程式に関するものが多く、関は具体的な解法を離れ一般的な方程式論を理解しようとした。実例としてベルヌーイ数や魔法陣、角術を取り上げ説明されました。

 また、そうした一般化への希求は関の数学の本質であり、残念ながら弟子や後継者には技術的な引継ぎはあっても関の思想は理解されなかったのではないかと問題提起されました。質疑応答も講演の内容を深彫りし、具体的で刺激的な内容の講座となりました。

 なお、講演要旨は後日『数学史研究』に掲載されます。楽しみにお待ちください。未加入の皆さまのご入会もお待ちしております。

 

2023年総会が開催される!

 

 2023年6月4日(日)13:00から、総会がZoom開催された。参加者は約35名であった。今回の特徴は、会誌の自主発行に踏み切り会計の透明化が進んだことから、2027年の塵劫記発刊400年記念祭開催に向け学会として取り組むスタートが切れたことである。

 また、昨年起ち上げた数学史普及委員会の活動が着実に進み、今年度から教育実践例や教育資料の学会HPへの収録が開始される。さらに、2月の数学史講座や今回の総会研究発表へ教育系大学生の参加が見られたことも特徴であった。なお、会誌残部や学会所有書籍の扱いや会誌のHP公開などについても議論された。以下に可決された議案を掲げる。

 

Ⅰ部 総会議案審議(13:10~14:15)

1 号議案 2022年度活動報告  

2 号議案 2023年度活動予定・全国和算研究大会長野県佐久大会要項の紹介

3 号議案 2027年塵劫記発刊 400 年記念行事の開催についての提案

4 号議案 2022 年度決算会計報告・会計監査報告   5 号議案 2023 年度予算案

6 号議案 選挙管理委員会選出 小林徹也、石塚学、中島秀忠

            会長選立候補の手続きは2023年からHP上から行う

                2023次期会長選挙に関する日程等はHP上に告知する

7 号議案 日本数学史学会新役員  運営委員 平野年光、中西隆、風間寛司.

数学史普及委員 風間寛司

 

Ⅱ部 研究発表(14:20~15:20) 座長;張替俊夫副会長

「和算を高校数学に活かす―教科横断と探究活動―」      石塚学

「善勝寺算額の再検討 ―宗益の前書きを巡って―」      中西隆

                                     (敬称略)

 

2023年2月Zoom数学史講座開催される!

  2023年2月12日、Zoom数学史講座が一般の方に無料公開して開催されました。

 今回は数学史講座と普及委員会が連携し、学校数学と和算をテーマにお二人のベテラン研究者にご講演いただきました。参加者は、20代からシニアの方まで50名に及びました。幅広い階層の方の参加で、講演後の質疑応答も活発で有意義な数学史講座となりました。

 講師と講演>                                                                                                              

       有元康一氏(福岡教育大学准教授) 

「和算を含めた数学史の話題を数学教育で扱うことの意義

 数学史を数学教育で扱う意義として、数学の視点,他教科の視点,現在の教育課題の視点,家庭や地域における視点など4つの点から話されました。特にご自身で研究された、和算家・菊池長良(ヘロン三角形)に関する教材例を授業の様子を交え具体的に話されました。

    牧下英世氏(芝浦工業大学教授)  

 「和算・算額内容数学教育活⽤するみと課題についての⼀考察」

 ご自身の実践例の中、算額を解く、数学との関係を⾒出す,算額奉納、修学旅⾏での算額探訪等の諸活動を紹介されました。特に、接触円の中⼼や直線に接する円の中⼼を⾒出すため、⼆次曲線の軌跡を付加する方法を具体的に参加者と共に考察する形で進められました。

 お二人の講演内容は後日『数学史研究』に掲載されますので、楽しみにお待ちください。

                                             

2022年数学史研究発表会の報告 

 2022年12月4(日)13:00から、日本数学史学会数学史研究発表会がZoom開催されました。参加者は発表者を含め18名でした。和算研究の代表的なテーマについて、各30分の講演と10分間の質疑応答がなされました。活発な議論により有意義な時間が共有できました。詳しい講演内容は、会誌「数学史研究」に掲載される発表要旨集を参照ください。

(Ⅰ) 高校生による「割算書」探究における感想の検討

小林徹也  茨城県立竜ヶ崎第一高等学校・附属中学校

 生徒たちが5人グループで、原典を解釈し発表するなどの学際的学習活動を展開する上での指導・援助と生徒へのアンケートによる授業の分析・検討に関して報告があった。

(Ⅱ) 『累円術無寄』について ー算変座標で解くー

平田 浩一  松山大学、愛媛和算研究会

 反転不変式でつくられる算変座標とその性質を円の接触図形問題に適用することにより、煩雑計算を排除でき円径が容易に得られる実例について報告があった。

(Ⅲ) 数学史講座「関孝和と建部賢弘の円周率についての研究」への補遺 

真島秀行  お茶の水女子大学(名誉教授)

 「綴術算経」や類書中の祖冲之への言及と「弧背載約集 上」中の円周率の近似計算がなされた時期について考察する報告があった。

                                        (敬称略)

全国和算研究大会秋田大会11/5(土)~6(日)リアル開催!

 第18回全国和算研究大会が、11/5(土)~6(日)に秋田県でリアル開催されます。コロナ禍による度重なる順延のなか準備を進め、コロナ感染の減少傾向を見て感染対策に万全を期しての開催です。大会実行委員会と地元の皆様のこれまでの準備に感謝と敬意を表します。  会場は秋田市にぎわい交流館AU、宿泊希望者に秋田キャッスルホテルが用意されてます。11/5(土)は講演会・研究発表会、11/6(日)は角館町の熊野堂の算額・武家屋敷見学等が予定されています。お問い合わせは、菅原通 ✆090-7070-1534 Fax0191-26-4379 まで。

                    

2022年度第1回数学史講座が開催される!

 2022年度第1回数学史講座が7/31(日)午後1時30分から真島秀行 氏(お茶の水女子大学名誉教授)を講師に「関孝和と建部賢弘の円周率についての研究」と題し、約20名の参加で開催されました。

 今回の数学史講座は、関孝和と建部賢弘という和算の二大巨星による円周率研究をテーマとする内容でした。関は正217角形の周長を求め円周率の上界を定め、355 /113が小数第 7位まで円周率と合致することを確認しました。さらに建部賢弘は関の手法を推し進め、関が求めた円周率の値より正確な値を示しました。今回の講演では、それらの数学的な内容と背景にある関や建部の画期的な発想法を興味深く話されました。

 真島氏の講演の詳しい内容は、新『数学史研究』第2号に掲載の予定です。お待ちください。また、入会はHPからできますのでお気軽にお申込みください。

   

Zoom総会桑原賞受賞記念講演会が開催される!

 6月5日(日)に、日本数学史学会Zoom総会と桑原賞受賞記念講演会が開催されました。当日は、約30名が参加して12:30から17:00まで、熱心な議論と充実した講演会が行われました。総会では、会費値下げに関して通信総会にて可決された報告がなされた後、会計正常化案と米国EBSCOhostへの論文データ収録案、役員人事案が可決されました。

 午後2時からは、2021年度桑原賞受賞記念講演会が開催されました。詳しい内容は、後日関連論文が会誌『数学史研究』に掲載されますので、参加できなかった会員の方はお待ちください。下は、当日のZoom発表の1シーンです。

田部井勝稲氏『精要算法巻之下(幾何問題)』(一粒書房)

長田直樹氏「関孝和編『算学玄訓』について」(『数学史研究』通巻238号)

なお、左の上から一人目の写真が田部井勝稲氏、右の上から三人目の写真が長田直樹氏です。

学会活動の変更点について(2022年4月~)

日本数学史学会運営委員会

 2020年に学会HPを立ち上げ、2020年や2021年の総会を経て会則、選挙細則や学会・会誌の英語表記を改正しました。また、会誌に関する特別委員会を中心に投稿規定を一新し、会誌リニューアルを検討してきました。その結果、会誌の経費削減が見通せることとなり会費や会誌の値下げが可能となりました。そのためには、論文投稿者に投稿テンプレートなどを利用し論文の精度を高め体裁を整えてもらうことが必須となります。

 2022年4月からは、そうした点を踏まえ新たな学会活動を展開していく予定です。以下に変更点を列記しますので、ご理解・ご協力よろしくお願いいたします。

 <変更点>

1.  2022年度から一般の年会費は8000円・学生の年会費は4000円となり、会誌は1冊税込み2500円となります(郵送料別途要)。会誌『数学史研究』送付時に振り込み用紙が同封されます。

2. 論文投稿のテンプレートは、学会HP上にあります。Word版とTex版がありますので選択してください。投稿はHPから、または編集委員長に直接送付してください。新年度からの会誌はこれまでの研成社を離れ、日本数学史学会編集として刊行されます。

3. 総会、研究発表会や数学史講座のレジュメ等も論文投稿の書式で作成していただきます。

4. 会議や研究会等がZoom開催の場合は、HPからの参加申込となります。

5. 会誌や会費、住所変更等は事務局(中島秀忠;hitterball@yahoo.co.jp)までご連絡ください。その他お問合せは、学会HPのお問合せからお寄せください。

2022年数学史講座開催される!

 2022年数学史講座が2月11日(金)午後1時30分からZoom開催されました。参加者は23名でした。当日は、張替俊夫副会長の司会・進行で小林龍彦会長の講師紹介および挨拶に続き、曽我昇平氏が和やかな雰囲気のもと400年前の割算書の世界へといざない、『割算書』発刊400年記念の幕開けの行事となりました。

 曽我昇平氏のお話は狩野内膳の南蛮屏風から始まり南蛮文化と南蛮貿易、イエズス会、角倉家など当時の政治、経済、文化等の背景を明らかにされ、中国『算法統宗』の『割算書』や『塵劫記』への影響を「割算」を焦点に講演していただきました。なお、詳細は「数学史研究」240号に論文が掲載されますので楽しみにお待ちください。

2022年度第1回数学史講座が開催される!

2022年度第1回数学史講座が7/31(日)午後1時30分から真島秀行 氏(お茶の水女子大学名誉教授)を講師に「関孝和と建部賢弘の円周率についての研究」と題し、約20人の参加で開催されました。

今回の数学史講座は、関孝和と建部賢弘という和算の二大巨星による円周率研究をテーマとする内容でした。関は正217角形の周長を求め円周率の上界を定め、355 /113が小数第 7位まで円周率と合致することを確認した。さらに建部賢弘は関の手法を推し進め、関が求めた円周率の値より正確な値を示した。今回の講演では、それらの数学的な内容と背景にある関や建部の画期的な発想法を興味深く話されました。

真島氏の講演の詳しい内容は、新版『数学史研究』第2号に掲載の予定です。お待ちください。また、入会はHPからできますのでお気軽にお申込みください。

2021年12月5日 Zoom数学史研究発表会が開催される!

 12月5日(日)午後1時から2021年数学史研究発表会がZoom開催されました。参加者は27名でした。テーマは多岐に渡り質疑応答も充実し、実りある発表会となりました。

 最後に、来年2月13日(日)の数学史講座への参加が呼びかけられ、散会となりました。

 (曽我昇平氏の発表画面から)

 

13:00-13:05 小林 龍彦 会長挨拶

(前半)座長;田村 誠

13:05-13:25 有元 康一 ヘロン三角形の構成公式についての数学史的考察

               -和算家 菊池長良・久留島義太による構成公式と海外における研究成果-

13:25-13:45 平田 浩一 調和点列と外相似の四円定理

13:45-14:05 米光 丁  長崎の「九圓変換術矩合集」は法道寺善の置き土産か

14:05-14:25 風間 寛司 福井県鯖江市天明神社(旧 新出 神明神社)の「絵付算額」

(後半)座長;小林 徹也

14:40-15:00 長田 直樹(会誌特別委員会委員長)

                                       『数学史研究』のリニューアルについて

15:00-15:20 曽我 昇平 毛利重能著1622年発刊の算書の書名について

15:20-15:40 嶋田 秀樹 須坂市の算額と和算書の研究と活用 

                                         ー和算の常設展示を通してー

15:40-16:00 真島 秀行 関新助孝和の履歴について 補遺ー関孝和314年忌に寄せてー

16:00-16:05 張替 俊夫 副会長挨拶

                (以上敬称略)

 

 

Zoom数学史研究発表会の参加受付始まる!

2021年数学史研究発表会は、12月5日(日)午後1時から

Zoomによる開催となります。

 中々リアルな会合がもてませんが、逆にZoomにより移動時間や旅費をカットし参加しやすくなりました。前回のZoom総会では、接続の不手際がありご迷惑をおかけしました。今回は、Zoomへの接続テストの時間を設けたらとのアドバイス受け機会を設けました。是非、初めての方も臆せずご参加ください。皆さまと有意義な時間を共有できたら、と会長始め運営委員一同考えております。

 参加を希望される方は、次のフォームからご入力ください。

   https://forms.gle/4AQ3LX6KYTp1uLMz5 

 研究発表を希望される方は、次のフォームからご入力ください。

   https://forms.gle/gQbr7qWUgwRRPFGi9 

 よろしくお願いいたします。       締 め 切 り ま し た

 

 

本学会会長選挙について

立候補届出期間  令和3年11月1日より令和3年11月21日まで

※これまで届出受付は郵送でしたが,今回は本学会ホームページの

「会長立候補者届出フォーム」  https://forms.gle/yTK8kQixd5NYagWu7 

よりご入力いただく形に変更いたします.        会 長 選 挙 速 報 

締 め 切 り ま し た

 

 

2021年度Zoom総会開催される!

 2021年度Zoom総会は、6月6日(日)13時から開催されました。会長挨拶に始まり、5月に開催された2021年度通信総会が約60名の参加で、いずれの議案も可決されたこと等が報告されました。

 引き続き、桑原賞受賞記念講演会が開催されました。「和算研究の国際化に向けて」との演題で、森本光生氏が講演された後に小川束氏が報告されました。終了後、意見や質問が活発に交わされ、和やかなうちに終了しました。受賞講演に関する記念論文は、後程会誌『数学史研究』に掲載されます。ご期待ください。

 

2021年Zoom総会の日程について

 2021年Zoom総会は以下の次第です。

2021年6月6日()13:00~

次第

13:00~13:10 会長挨拶

13:10~13:15 通信総会の議案投票結果について

13:15~13;20 全国和算研究大会について(今年度、来年度)

 

13;25~14:40 2019年度桑原賞受賞記念講演会

受賞者紹介 桑原賞選考委員長  

受賞対象書籍;Mathematics of Takebe Katahiro and History of Mathematics in East Asia

演題:和算研究の国際化に向けて  森本光生氏・小川束氏

14:40 閉会の挨拶 副会長

 

 

2021年Zoom総会は6月6日(日)13:00~開催へ!

 

 2021年4月25日にZoom運営委員会での議論を4月27日のZoom三役会議で整理し、次の様に総会の概要が決まりました。まず、3つの議案を5月中旬に郵送し通信総会を開催します。その投票の結果を6月6日のZoom総会で報告する予定です。6月6日の総会では、桑原賞受賞記念講演をメインに当日午後1時からZoom開催します。 

 従って、Zoom総会では総会参加の登録が必要で、学会HPから申し込めます。また、Zoom総会での研究発表も学会HPから申し込んでください。申し込みの詳細は、『総会研究発表申し込み』のシートに記されています。桑原賞の受賞記念講演者は森本光生氏と小川束氏です。コロナでやむなく延期となっていたもので、お待ちかねであった講演です。Zoom総会の詳細なスケジュールは5月下旬以降、本HPで公開する予定ですのでよろしくお願いいたします。

 

 

 

2021年総会は6月6日(日)Zoom開催へ!

 2021年3月13日(土)にZoom運営委員会が開催されました。まず、小林龍彦会長から1月の通信総会について、会員の皆様のご協力で全ての議案が承認されたとの報告がありました。更に、会員の皆様からのご要望もたくさん寄せられ、それらの実現に努力したいとの表明がありました。

 次に、編集委員会、HP委員会、事務局、会誌特別委員会からそれぞれの現状と課題について報告がありました。また、会計の現状についても報告されました。

 後半では、年間行事について話し合われました。まず、年総会は6/6(日)にZoom開催となり、数学史研究発表会も12/5(日)にZoom開催となりました。なお、参加受付や発表受付は4月末頃発表致します。更に、数学史講座は2022年2月頃Zoom開催かYouTube公開かで実施することが検討されています。また、2021年全国和算研究大会は11/13(土)~14(日)に秋田県で開催される予定です。こちらの詳細も4月末には発表の予定です。

 コロナ終息が見通せず、行事や委員会がオンライン開催となっていかざるを得ない状況です。Zoom等慣れない中での開催ですので、ご参加の皆様にご迷惑をおかけすることも多々あるかと思います。ご容赦とご協力のほどよろしくお願い致します。

 3/13の運営委員会のあと参加された運営委員の方から、「・・・運営委員会は一度も出席したことはありませんでした。でも久しぶりの方もおられ大変懐かしく思いました。Zoomの場合はできるだけ出席したいと思っていますのでよろしくお願いします。」とメールを頂きました。Zoomの不都合な面もあるかと思いますが、移動しなくていい点や自宅から気軽に参加できるところなど利点が多いのも事実です。お孫さんに数学を教えるためにZoomを始めたという会員の方もいらっしゃいます。総会までまだ日にちがありますので、未経験の方も気楽にZoomを始められ、ぜひ総会に参加して頂けたらと思います。総会でお会いしましょう!

 

 

2020年度 通信総会が開催される!

 1月12日から1月25日にかけて、2020年度第59回日本数学史学会総会(通信)が開催されました。旧会則のもと身動きの取れない状況打開と実態に則しつつも将来の姿を展望した新会則への改正を提案しました。内容的には、4つの議案と2つの参考資料、4つの報告です。郵送資料と返送ハガキを用いた変則的な総会ではありましたが、会員多数の賛同を得て可決されました。また、たくさんのご意見ありがとうございました。今後の運営に生かしていく所存です。

 ここでは、可決された4つの決議と2019年度桑原賞受賞についてご紹介します。

 まず、第一の日本数学史学会会則と第二の日本数学史学会会長選挙細則です。こちらは、本トップページ左のバナーの下段にありますのでご覧ください。次に、第三の2020年日本学術会議会員任命拒否に反対する声明ですが、以下に掲げます。第四の会誌に関する特別委員会の設置と2019年度桑原賞受賞については、声明の下に掲げます。

 

日本学術会議第25期推薦会員任命拒否

関する緊急声明

日本数学史学会会長 小林龍彦

 

 今般、日本学術会議から会員候補として推薦された6名の研究者が菅義偉内閣によって任命が拒否された。その理由について内閣は「総合的・俯瞰的」といった抽象的な説明に終始し、「公務員の人事に係わること」の答弁をもって拒否理由を明らかにしようとはしない。

 報道機関が伝えるように、6名の研究内容や発言が政府の意に沿わないことをもって拒否したのであれば、憲法が保障する学問と思想信条の自由を著しく侵害するものであり、看過できない問題と言わなければならない。

 日本数学史学会は数学・数学史のみならず周辺の多様な領域を研究する研究者からなる学術団体である。会員の研究は会員間にあって時として解釈や見解が異なり、意見の衝突をみることはしばしばある。しかし、そうした意見や学問的衝突をもって会員は学会から排除されることはない。なぜなら自由な研究と見解を越えた議論こそが学問を健全に発展させると信じるからである。

 日本数学史学会は、菅義偉内閣に対して6名の任命拒否の撤回を求めるとともに、憲法が保障する学問と思想信条の自由を遵守することを強く要求するものである。

 

会誌に関する特別委員会の設置

(設置趣旨)  

 会誌「数学史研究」は、会員・編集委員会・研成社の尽力で、年3回の発行が堅持されています。更に、会員各位が投稿しやすく、充実した内容で、一般にも安価に入手でき、学会の認知度も高めるものにするための方策について検討します。

 

2019年度桑原賞受賞について

 2019年度桑原賞は、小川束・森本光生両氏による『Mathematics of Takebe Katahiro and History of Mathematics in East Asia』(Mathematical Society  of Japan)に決定されております。2021年度第60回総会において、受賞記念講演が予定されております。                

 

     数学史事典が発刊される!

 2020年10月末に、日本数学史学会編「数学史事典」が丸善出版より出版されました。全世界の数学史を一望する「中項目主義」の事典です。項目は約280に及び興味深く読み通せる内容になっています。和算・西洋数学・古代数学・科学技術との関連など様々な分野の興味深い事項が取り上げられております。是非、ご利用ください(定価24,000円+税)。詳しい内容は、丸善出版まで。

 

      11/29総会中止と通信総会開催のお知らせ

 コロナ感染終息が見通せず、安全な環境での総会開催ができない状況が続いております。現在の会則では、新会長の着任が年総会からとなっており、その総会が開催できません。また、総会議案を検討する運営委員会も開催できません。   

 即ち、コロナを抑えられるようにならない限り、新会長の着任はなく総会も開催できない状態です。そこで、10/1に会長、新会長と話し合い、まず11/29の年総会を中止し、新会長の着任は11/1からとしました。今回は緊急措置の形ですが、抜本的に会則を現状に合致するよう改訂し、体制を強化する必要があります。

 そうした理由から、会則改訂案や会計案など紙面で可能な範囲の議案を皆さまにお諮りする通信総会を開催いたします。新会長を中心に検討し、まとまりましたら資料を送付しますので、ご検討よろしくお願いいたします。これからの時期、コロナに加えインフルエンザ感染も心配されますので、皆様には充分ご自愛の上お過ごしください。

 

2020年度桑原賞受賞候補者の推薦について

 2020年9月1日(火)から9月30日(水)まで、今年度の桑原賞受賞候補者推薦の募集をいたします。桑原賞とは?、受賞者一覧、選考規定等については本HPからご覧いただけます。また、受賞候補者の推薦書式もHP上にありますので、そちらからご推薦ください。今年度から会員外の著作等も推薦対象となりますので、よろしくお願いいたします。

 なお、2019年度の桑原賞は、小川束・森本光生両氏による『Mathematics of Takebe Katahiro and History of Mathematics in East Asia』(Mathematical Society  of Japan)に決定しております。来る11月29日の2020年度総会にて表彰式と記念講演会を開催いたしますので、多数の皆様方のご参加をお願いいたします。

 

第16回全国和算研究大会長野佐久大会の中止

について

 2020年10月に予定されておりました第16回全国和算研究大会長野佐久大会は、コロナ感染防止のため中止とすることが、長野佐久大会事務局から発表されました。

 

2020年総会について

 2020年総会は6月7日(日)を予定しておりましたが、コロナ感染拡大のため次の様に延期いたします。

 2020年総会  11月29日(日)会場;同志社大学

   なお秋冬には感染第二波の到来も予想されておりますので、総会を中止せざるを得ない状況に追い込まれる可能性もあります。会員の皆様の移動や参加の安全性が担保できるかどうか見極めながら、開催の可否を検討します。詳細が決まり次第、HP上でお知らせしますのでよろしくお願いいたします。

 また、運営委員会につきましては、コロナの感染状況を見ながら開催機会を窺い、可能と思われる際に開催連絡いたします。

 会員の皆様におかれましては、御身を大切にされ感染を免れ、ご活躍頂きますよう祈念いたします。

 

『数学史研究』60周年記念誌

『数学史研究』(60周年記念誌)が発刊されました。

 内容は、会員投稿「数学史と私」、ここ10年間の『数学史研究』の目次、60周年記念式典の来賓祝辞・会長挨拶・記念講演概要・桑原賞記念講演要旨・日本数学史学会60年の歩み、故大橋由紀夫氏の「数学史研究」への投稿論文目録などです。

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